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2007年11月03日「天声人语」中日对照

作者:bitoc  来源:贯通论坛   更新:2007-11-15 16:38:15  点击:  切换到繁體中文

 

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きのこの世界の「格差」も尋常ではない。鍋物の脇役、エノキダケは束になっても100円なのに、マツタケは国産なら1本1万円前後。おまけに、食通の作家から多彩な賛辞を浴びてきた


菌类的世界,高下之分也非同小可。作为火锅食品配角的金针菇,一大把也不过100日元,松茸蘑菇可不一样,只要是国产货的话,每一朵的价格总在1万日元左右。况且,精通美食的作家们(对松茸蘑菇)不吝华美的赞誉之词。


▼「いためたのを備前焼の大皿あたりに盛り、すだちをかけると、これが松茸(まつたけ)だ、という気がしてくる」は立原正秋。その香りを、吉田健一は「どうかすると音楽が聞こえてくる」とたたえた


用立原正秋的话来说,“翻炒过后,盛在备前烧的大盘子中央,再洒上点柠檬(sadachi?)汁,便觉得此乃松茸蘑菇也,(熟悉的)感觉扑面而来”。松茸蘑菇的清香,根据吉田健一的称颂,“有时候仿佛音乐响起来”。


▼大皿に盛りたいなどと豪勢なことは言わないが、「音符」の一つ二つは鼻に入れてやりたい。しかし、猛暑と少雨がたたり、今年のマツタケは過去にないほどの不作らしい。せっかくの旬の香も、いつにも増して高根を漂う


诸如想用(备前烧的)大盘子来盛(蘑菇)那般豪华气派的事情就不说了,希望让自己的鼻孔闻到一两个音符不算为过吧。可惜,酷暑加之少雨天气作祟,今年的松茸蘑菇却分明遭遇了史上空前的歉收。好不容易到了季节,(松茸蘑菇的)清香却比任何时候都显得珍贵,可望而不可即。


そんな悠長な嘆息を許さないのが、昨今の食品値上げだろう。果汁、カレーのルー、ハム、スパゲティ、食パンと、育ち盛りに欠かせぬ品が多い。年が改まれば、ビール、みそ、おでん種と大人も痛い。マツタケと違い、台所の常連たちの高値は家計にのしかかる。「さほどの好物でもなし」と、やせ我慢はできない


让人不敢长出一口气的,是最近的食品涨价吧。果汁,咖哩的粉料,火腿,意大利面条,面包,很多都是对于适逢发育年龄的孩子们来说不可或缺的东西。换个年龄来说的话,啤酒,豆瓣酱,炖品的原料,让成年人也为之发愁。与松茸蘑菇有所不同,作为厨房常客的食品的涨价,让迫于生计的人们苦不堪言。说什么“反正也不是啥爱吃的东西”来打肿脸充胖子可行不通了。


▼さて、どうしのぐか。特売の献立もいいが、本紙生活面には「迷ったら、買わない」の助言がある。つい買い込んで、巨大な冷凍冷蔵庫を「永久凍土」にするような食生活。まずそれから改めようと訴えるのは『冷蔵庫で食品を腐らす日本人』(魚柄仁之助、朝日新書)だ


那么,应该如何是好?特价活动计划自然不错,本刊的生活版面也出主意说“拿不准的话就别买吧”。一不留神就买多了,只好囤积起来,似乎要让巨大的冰箱冰柜成为永久不化的冻土——在《用冰箱来使得食品腐败的日本人》一书(鱼柄仁之助著,朝日新书出版)当中,作者倡议说,让我们首先从改变这样的饮食生活习惯开始吧。


▼怪しげな中国産、偽装、値上げラッシュ。生物の本能か、食べ物に絡む悪いニュースに心は波立つ。「食乱」の年も秋深く、エノキの安定感がひときわ愛(いと)おしい夜寒である。


  
不可信的中国出产,假冒,涨价风。也许是出于生物的本能吧,我一听到关于食物的坏消息就心神不宁。饕餮食客之年也渐入深秋了,金针菇带给人们的镇定自若的感觉,正好比越发可贵的夜晚的凉意啊。

        

 


 

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