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2007年10月11日の「天声人語」

作者:水果夭夭  来源:贯通论坛   更新:2007-10-12 8:06:19  点击:  切换到繁體中文

 

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作家の井上ひさしさんは、執筆が遅いので名高い。自ら「遅筆堂」を名乗るほどだ。あるとき、締め切りの言い訳に窮して、「田舎のお袋が死にました」。担当者は、まんまとかつがれた。早く帰郷するように上野駅まで車で送ってくれた、と戒を込めつつ回想している

作家井上,写稿之慢是出了名的.于是乎自起绰号为”迟笔堂”.,井上怀着自责之心回想起了一件事.一次,在截稿之时,借口说”乡下的母亲去世了”. 编辑信以为真,为了能够尽快赶回老家,还亲自开车将他送到上野车站.

井上さんも驚くだろう。「身内に不幸が…」と嘘(うそ)を言うなどして、有給の服喪休暇を取っていた京都市の職員42人が処分された。5年で計127回にのぼっていて、給与の過払いは100万円を超えるらしい。

目前,京都市,对谎称自己的亲属发生了不幸,从而取得带薪丧假的42名职员给予了处分.5年间总计127次,为此多付的薪水好像超过了100万日元.对此,井上先生也会感觉到震惊吧.

 この間に12回という剛の者もいた。ある年は5回も身内を「冥土へ送っ」ていた。「不幸続きで気の毒に思っていた。休暇のために『死なせた』とは思ってもみなかった」と上司は困惑気味だ

最近,有一”强人猛将”撒了12次谎.一年里面他以”亲戚入土”为由奔丧5次.他的上司不解的说:当时还以为连续遭遇不幸,觉得他还怪可怜的.没有想到他是为了休息而故意让身边的亲戚假死亡.

 不心得者の「犠牲」になったのは、おじ、おばが大半という。なるほど彼らは重宝な存在だったかもしれない。父母は2人、祖父母なら4人が相場だが、おじ、おばは数に決まりがない。何度も嘘がつけるし、「死なせる」罪悪感も親兄弟より薄い。職場の掲示や香典もないから、お手軽でもある。

这些荒唐分子大多数以”伯父,伯母”为理由.果然他们是最重要的存在.按照常情,父母只能2位,祖父母只能4名.但是伯父,伯母的数字却可以无限自由.无论说多少次谎,称他们死亡,所产生的罪恶感要比谎称自己的父母兄弟姐妹死亡要轻的多.因为在公司没有对个人家族关系的揭示,也不用为职员亲属死亡举行奠仪,所以很多人才会从这方面轻易得手.

 とはいえモーセの十戒は「殺すなかれ」を説き、仏教の在家の五戒も「不殺生」を第一に置く。でまかせとはいえ、身内を人身御供にして休む日の朝、寝覚めがよろしいはずもないと思う。

沙弥十戒中主张”不杀戒”,佛教中的五戒也将”不杀生”摆在首位.虽然(他们的这些谎言)都是信口开河,但是,我想,将亲属作为牺牲者,是不可能在假期的早晨睡觉睡的安稳的.

 井上さんも、気分は重かった。上野駅で担当者が手渡してくれた紙包みには、香典の5千円札が1枚。あの時ほど筆の遅さを悔やんだことはないと、短い随筆『原稿遅延常習者の告白』で猛省している。

在上野车站,当从编辑手中接过来里面包有一枚5000日元的纸包时. 井上先生心情也颇为沉重.没有比那个时候因为草稿耽搁而更悔恨的事情了.于是,井上先生写了一片短篇散文深刻反省,名为<原稿遅延常習者の告白>.

 


 

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