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画家の辻まことに、「虫類図譜」と題する愉快な画文集がある。色々な事物を虫に見立てて皮肉っていて、国連もやり玉にあげている。〈できの悪い粗悪品を、美しいものとよばなければならない〉と手厳しい。
画家TUZI.MAKOTO出版过一本题为《虫类图谱》的图文并茂的文集。在这本著作中,画家把世间许许多多的人和事都比作虫类来挖苦讽刺,就连联合国也未能幸免,作家毫不留情地写道:明明是次品,却不得以还要称之为漂亮的好东西。
美名と裏腹に、冷戦下で機能しなかった時代の冷笑だ。今なら、こう悪(あ)しざまには言われまい。とはいえ利害と思惑のぶつかる国際社会で、黄門様のようにはいかない。「お墨付き」である決議も、厳しい折衝をくぐって日の目を見る。
这是对联合国在冷战时期难符其实没能起到它应有作用的冷嘲热讽。若在当今,联合国恐怕不至于遭此奚落。尽管如此,在各项利害关系与各种思虑盘算都彼此冲突的国际社会中,对任何事情都难如水户黄门断案般斩钉截铁地做出判断。本已“万无一失”的决议草案,仍需过五关斩六将方得见天日。
懸案のテロ対策特別措置法をめぐって、日本政府が「印籠(いんろう)」と頼んだのは、決議の前文の「謝意」だった。インド洋で給油活動を続ける根拠になると踏んだ。米国に働きかけて文言を潜り込ませたが、ロシアは反発して棄権した。安保理の足並みを乱したと、風当たりが強い。
围绕悬而未决的《反恐对策特别实施法案》,日本政府求拜的“上方宝剑”就是在《决议》的导言中加进(对日本政府的)“感谢之辞”。政府预计依此为据便可持续(自卫队)在印度洋上的供油活动。那句“谢辞”是日本事先做好美国的工作插进《决议》里的,对此俄罗斯以弃权表示抗议。搅乱了安理会统一步调的日本政府,成为众矢之的。
安保理は国連の心臓部だが、協議の多くは決議文の言葉選びに割かれる。取材していた頃、最後にわずかな言葉を換えて採択された決議があった。言い換えで各国の思惑に配慮したからだ。その決議を根拠に、米国は強引にイラク戦争に打って出る。
安理会是联合国的核心部门,但那里的很多会议都是就决议文件的文字修辞进行协商的。笔者去联合国采访时,就巧遇某项决议在反复商议的最后阶段只更换了极个别的词汇就通过了表决。那是因为仅仅更换一个表达方式便兼顾了各国的利益。于是,美国就以此为依据,强行打响了伊拉克战争。
片言隻句の違いが、何万人もの生死を左右したと言えなくもない。外交官が、それぞれの国益を背負って扱う一語が、人の頭上に爆弾を降らせもする。国連の美名のもとなら何でも是と思うのは、だからあやうい。
可以说,只言片语的差别,就可能左右几万人的生死存亡。外交官肩负自国利益的某句话,有时就可以在别人的头顶上扔炸弹。所以说,以为在联合国的盛名之下做出的任何决定都是正确的这种思潮,是很危险的。
政府には渇望の印籠だったが、特措法に反対の民 主 党はひれ伏すふうもない。年金に比べれば特措法も国連も身近ではないが、ときには遠くも眺め、粗悪品でないかどうかを確かめたい。
日本政府得到了渴望已久的“上方宝剑”,但是对《反恐对策特别实施法案》持反对意见的民 主 党却不会就此低头服输。与年金问题相比,这个法案以及联合国决议都不是我们切身的问题,但有时为辨其良莠而如此隔岸眺望亦不失为一种雅兴。