论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=70644&page=1 核実験をすると宣言した北朝鮮に対し、国連の協議が進んでいる。国際社会の懸念を逆なでするような、相変わらずの傍若無人ぶりにはあきれる。しかしこの国が、曲がりなりにも国連に席を持っていることの意味は小さくない。
联合国就朝鲜宣布核试验这一问题进行协商,并对该国俨然背逆于国际社会的担忧,依旧我行我素的德行表示惊讶。然而,这个国家能够在联合国勉强占一席位,其意味非同小可。
「国際の平和及び安全を維持すること」を第1条に掲げた国連憲章が発効して、今月24日で61年になる。冷戦と呼ばれた東西対立の時代から現在までの軌跡は、第1条の目的の達成が極めて困難だったことを物語る。
联合国憲章生效以来,至本月24日已有61年。宪章第一条规定“要维护国际和平与安全”。从所谓“冷战”的东西对立时代行至今天,这个过程揭示,它要实现第一条规定的这一目标是极为困难的。 しかし今のところ、これに代わるほどの平和維持の仕組みは無い。いかに不完全ではあっても、二度にわたる世界大戦の惨禍を経てたどりついた貴重な場には違いない。日本にも、この仕組みをより実効性のあるものにしてゆく責務があるだろう。 但是现在,并无能够取而代之的维持和平的机构。它无论怎样的不完美,毕竟是历经两次世界大战的悲惨遭遇好不容易才建立起来的重要组织。想必日本也有责任和义务,促使这个组织成为更务实高效的机构。 「国際法は、自由な諸国家の連合制度に基礎を置くべきである」。200年余り前に、ドイツの哲学者カントが著した『永遠平和のために』の一節だ。「常備軍は、時とともに全廃されなければならない」ともある(岩波文庫・宇都宮芳明訳)。 “国际法,应以自由国家的联盟制度为基础。”这是200多年前德国哲学家康德所著的《永久和平论》中的一节。书中还有另一句:“常备军,应当逐渐地完全废除”。 人類は「諸国家の連合」は手にしたが、コスタリカのように常備軍を廃した国は例外的だ。現実に他国の方に向けてミサイルを発射したり、核実験の脅しをかけたりする国々がある以上、対応する力は備えざるを得ない。ただ「永遠の平和」のための条件の一つが「全廃」という指摘にはうなずける。 人类保持着“国家联盟”,而象哥斯达黎加那样废除常备军的国家却是例外的。现实中既然还存在着向他国发射导弹、进行核试验威胁的一些国家,当然就不得不要备有应付它的火力。只是,要能够理解这样的意见:“永久和平”的条件之一便是“完全废除”。 カントは「時とともに全廃」と述べた。その日は、それこそ永遠に来ないかも知れない。しかし、来る可能性が全くないと、今から決めつけたくはない。
康德说,应当“逐渐地完全废除”。也许那一天才真的永远不会到来。但是,我不想现在就轻易地下——它完全没有来的可能——的结论。 |
2006年10月07日の「天声人語」
文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语