论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=64260&page=1 東京都内でワイン輸入会社を営む野田宏子さん(48)は、20年あまり前に日本女性で初めてソムリエになった。いまは7人の従業員を率いる。そんな起業家の彼女でも、土地や建物がなければ、個人や会社の信用力でできる借金の額は、たかが知れていた。 それが今春、新しい融資に出合った。在庫の商品を売って、その代金を受け取るまでの商売全体の流れ、つまり「商流」を一体として担保にする方法だ。さっそく在庫7万本と売り上げ見込み額を担保に、会社で5千万円を借りた。事業を広げるためだった。 ワインは買い付けから、売掛金の回収までに数カ月はかかる。だが、価格は国際的に安定しており、一定の売上高を見込める。こうした手堅さが評価された。「ワインもダイヤなどのように高い商品価値を認められたみたいでうれしい」と野田さんは喜ぶ。 融資をしたのは中小企業向けの金融機関の商工組合中央金庫(商工中金)だ。昨年から始めた手法で、福岡県の海産物会社の昆布、秋田県の養豚業者の豚1万頭も担保にしてきた。いつでも商品の状態をチェックできることが、融資の条件なので、動き回る豚は耳にICタグをつけて個々に管理されている。 かつては、在庫での借金は敬遠された。貴重な商品まで質入れする経営難を思わせたからだ。それが今や「商流」が担保になるのは、商売の堅実さへのお墨付きなのだと見なされる。こんな新しい発想の融資が各地に広がっている。 ようやく、不良債権の処理が峠を越えて、景気が回復してきた。その確かな一断面だろう。 终于度过不良债权处理的难关,恢复了景气。这也是它确实的一面吧。 |
2006年07月31日の「天声人語」
文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语