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2006年07月14日の「天声人語」

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心の上に刃がある。「忍」は心をしっかりと持って耐え忍ぶという意味になる。逆に、耐え忍ぶことができず、堪忍袋の緒が切れたのが「忠臣蔵」の松の廊下での刃傷の場面だ。
俗话说,忍字心头一把刀。“忍”就是要内心坚强能够经受住磨练之意。反之,无法忍耐而不禁爆发出来就是,《忠臣藏》一书中江户城松的走廊下持刀伤人的场面。
 

  サッカーのワールドカップ(W杯)の決勝で、イタリアのマテラッツィ選手に頭突きを見舞って退場となったフランスのジダン選手が、仏テレビに出演した。「母と姉を傷つけるひどい言葉を繰り返された。1度や2度ならともかく、3度となると我慢できなかった」。ジダンの顔も2度までで、3度目に堪忍袋の緒が切れたということか。
在足球世界杯的决赛中,因头部冲撞意大利队员马特拉齐而退场的法国队员齐达内,出现在了法国媒体面前。“他反复出语伤害我的母亲和姐姐,可是再一再二不能再三,我实在是无法忍受了”。原来齐达内是在第三次的时候才发怒起来的
 

 「ひどい言葉」は、本人からは「とても口には出せない」という。それでも、英紙が報じた「テロリスト売春婦の息子」について「まあそうだ」と答えた。
他说,那些话“脏话”自己实在是数不出口。但是,关于英国报纸报道的“恐怖主义妓女的儿子”,他却回答“远不止如此”。
 

 「売春婦の息子」は、日本語で見ると強烈だが、イタリアでは頻繁に使われる侮辱の言葉だという。それにしても、本人と家族を深く傷つけることは確かだ。
“妓女的儿子”这句话如果在日语中是很伤人的。但听说在意大利是经常说的脏话。尽管如此,也确实是深深伤害到了他和他的家人。
 

 「テロリスト」には、9・11の米国への同時多発テロで加速したアラブ系の人々への差別意識がうかがえる。W杯の試合開始前のピッチには「人種差別にノーを」という大きなプレートが置かれていた。それだけ、実態は深刻なのだろう。
从“恐怖主义”中可以听出 ,对发生9.11事件的美国,和加速多起恐怖事件发生的阿拉伯人的意识差别。世界杯的比赛开始前的赛场上摆放了“拒绝种族歧视”的巨大平板。仅此而已,但实际的事态却是深刻的。
 

  危険な頭突きは、決して認められない。本人も「後悔はしていない」と言いつつ、一方では「特にテレビを見ていた子供たちに謝りたい」と述べた。映像を見た世界の多くの幼い心に、なにがしかの傷を残したとすれば残念だ。ただ、あの頭突きは、相手の胸元だけではなく、差別を抱えた時代をも突いていたようだ。

无论如何,危险的头部撞击是不能被人们认同的。本人一面说“并不后悔”,另一方面却说
 
“特别想向看电视的孩子们道歉”。如果在常看电视的孩子们幼小的心灵里,留下什么伤害的话将会感到很遗憾。这似乎并不仅仅是头部撞击对方的胸口,而是撞击这个存在种族歧视的时代。 

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