论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=63309&page=1 心の上に刃がある。「忍」は心をしっかりと持って耐え忍ぶという意味になる。逆に、耐え忍ぶことができず、堪忍袋の緒が切れたのが「忠臣蔵」の松の廊下での刃傷の場面だ。 サッカーのワールドカップ(W杯)の決勝で、イタリアのマテラッツィ選手に頭突きを見舞って退場となったフランスのジダン選手が、仏テレビに出演した。「母と姉を傷つけるひどい言葉を繰り返された。1度や2度ならともかく、3度となると我慢できなかった」。ジダンの顔も2度までで、3度目に堪忍袋の緒が切れたということか。 「ひどい言葉」は、本人からは「とても口には出せない」という。それでも、英紙が報じた「テロリスト売春婦の息子」について「まあそうだ」と答えた。 「売春婦の息子」は、日本語で見ると強烈だが、イタリアでは頻繁に使われる侮辱の言葉だという。それにしても、本人と家族を深く傷つけることは確かだ。 「テロリスト」には、9・11の米国への同時多発テロで加速したアラブ系の人々への差別意識がうかがえる。W杯の試合開始前のピッチには「人種差別にノーを」という大きなプレートが置かれていた。それだけ、実態は深刻なのだろう。 危険な頭突きは、決して認められない。本人も「後悔はしていない」と言いつつ、一方では「特にテレビを見ていた子供たちに謝りたい」と述べた。映像を見た世界の多くの幼い心に、なにがしかの傷を残したとすれば残念だ。ただ、あの頭突きは、相手の胸元だけではなく、差別を抱えた時代をも突いていたようだ。 无论如何,危险的头部撞击是不能被人们认同的。本人一面说“并不后悔”,另一方面却说 |
2006年07月14日の「天声人語」
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