论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=59203&page=3 きのうは、二十四節気のひとつ「小満(しょうまん)」だった。「草木が茂って天地に満ち始める」ころだ。季節を感じたくて、東京・新宿御苑を歩いた。 昨天是二十四节气之一“小满”。正值天地间草木开始茂密生长的时节。笔者怀着感受如此美好季节的心情,去东京新宿・御苑散散心。 高さ15メートルを超すホオノキが、淡い黄白色の大輪の花を咲かせている。甘やかな香りにうっとりする。日本庭園の池では、シラサギが一羽、悠然とたたずんでいた。その横を、カルガモのつがいが通り過ぎていく。 高达15余米的日本厚朴树上盛开着大朵大朵淡黄色的花。甜蜜的芳香沁人心脾。一只白鹭悠然伫立在日本庭院的池中。一对黑鸭从它们身边有过。 吹き渡る風にそよぐ葉の緑は、深く濃くなったり、浅く淡くなったりする。いったい、目の前には何種類の緑色が広がっているのだろう。若草、萌黄(もえぎ)、松葉、青緑、常磐(ときわ)、若竹色……。心身ともに癒やされる。 随风摇曳的绿叶深浅不一。究竟眼前呈现了多少种绿色啊。嫩草色,黄绿色,松叶绿。青绿色,常青色,新竹色......看着都令人觉得身心愉悦。 100年前の5月に、新宿御苑はできた。かつては皇室専用のゴルフコースが設けられていた。管理事務所の前のヒマラヤスギの近くが1番ティーグラウンドだった。昭和天皇もよく通い、スコアは100を切る腕前だったという。 新宿御苑建于100年前的5月。过去那里设有皇室专用的高尔夫球场。靠近管理办公室门前雪杉的地方是1号发球台。据说当时昭和天皇也经常到那去打球,而且水平颇高,还有过打100杆的好成绩。 苑内の温室では、オジギソウが薄紫色の花をつけていた。花もかわいいが、やはり葉っぱが面白い。鳥の羽根のように開いた2~3センチの葉を指で突っつくと、すーっと閉じて下を向く。いかにも、しゅんとしたように見えるが、しばらくすると元に戻る。 苑内的温室里,含羞草开着淡紫色的花儿。花自然很可爱,更有意思的是它的叶子。2、3厘米长的叶子宛如鸟儿的羽毛一般张开着,用手指一碰,他就会“嗖”地向下收拢叶片。看上去真的像是已经奄奄一息,但是过不了多久它又会恢复到原来的样子。 その動きを見ながら、ふと小泉首相の発言を思い浮かべてしまった。先月、この御苑で「(桜は)ばっと散るからきれいなんです。私も引き際、散り際を大事にしたい」と述べた。この秋に首相を辞める思いを、桜になぞらえた。でも政治家は続けるのなら、いったん閉じて下を向いても、そのうちにまた開くオジギソウが似つかわしかったりして。 看着含羞草的变化,脑海里突然想出小泉首相的发言。上个月他在新宿御苑里说过:“樱花的瞬间凋零构成了它的美。我也想好好把握即将离退前的这段时间。”它把自己想在今年秋天辞退首相一职的意向比作樱花。但是如果他想继续从政的话,就可以与含羞草相比拟了。即便叶子暂时向下收拢,不久后便会重新张开。 |
2006年05月22日の「天声人語」
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