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2006年05月20日の「天声人語」

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きのう広島地裁で開かれた小学1年の木下あいりさん殺害事件の公判で、父親の建一さんが意見陳述した。「無力な子供たちが、これ以上犯罪に遭わない世の中になることを心から願います」

   在昨天广岛地方法院进行的小学一年级学生木下爱里被害事件的公开审判上,她父亲建一陈述了自己的意见:“我打心眼里希望在这个世上不要再让无力的孩子们遭受罪犯的毒手。”

 病院で、あいりさんは、目を開けたまま横になっていたという。「娘を見たとき、目の前が真っ暗になり、全身の力が抜けて、地獄に突き落とされた思いでした」

   据说那时爱里争着双眼横躺在医院的病床上。“当时看到女儿,眼前就一片昏暗,全身无力,仿佛自己被推入地狱一般。”

 愛らしく、家をにぎやかにしていた7歳の娘の命が突然絶たれるという悲しみは、計り知れない。幼くて、まだ力も弱い子供に対する卑劣な凶行は、憎んでも憎みきれないものがある。

   这个可爱的,曾经给家里带来很多快乐的7岁小女孩突然被剥夺了生命的噩耗所带来的悲痛是无可估量的。对幼小无力的孩子行凶的卑劣行径令人深恶痛绝。

 幼い子が殺される事件が、今度は秋田県で起きた。藤里町で下校の途中に行方不明になった小1の米山豪憲君が、遺体で発見された。首に絞められた跡があった。集団下校をしていたが、もうすぐ自宅という辺りで、ひとりになったという。

   最近在秋田县又发生了一起杀害幼小儿童的事件。藤里町有人发现了放学路上失踪的小学一年级学生米山豪宪的尸体。在他的脖子上有被勒过的痕迹。据报道,虽然是集体放学回家,但是在快到自己家的时候就剩一个人了。

 集団下校でも、最後には、ひとりになる子が出てしまう。そうならないような仕組みが、何とかつくれないものか。地域や家庭によって事情は様々だろうが、「ひとりも、ひとりにはしない」ということが、無力な子供たちが犯罪に遭うのを少しでも減らす手だてになりそうだ。

   即便是集体放学回家,到最后还是会出现独自一人回家的情况。难道就不能建立一个避免这一情况的组织吗?虽然因地域与家庭的不同而情况各异,但是似乎“不要让任何一个孩子独自回家”将成为尽可能地减少无力儿童遭受毒手的方法。

 「星になって遠くに行ってしまったから、もう二度と会うことができないんだよ」。5歳になるあいりさんの弟に、建一さんは、そう話したという。「息子は幼稚園などで描く絵に、あいりの星ばかり描いています」。いたいけな地上の星たちが遠くに行ってしまわないように、そして行かせないように、しっかりと手をつなぎたい。

    建一对爱里5岁的弟弟说:“姐姐变成星星飞到很远的地方去了,我们再也见不到她了。”他还说:“儿子在幼儿园画的画上面全是爱里化身的星星。”为了不让地上可爱的星星离开我们,飞到更远的地方,希望大家紧紧地牵着他们的手。

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