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2006年04月03日の「天声人語」

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もう、ずいぶん前のことのような気がする。あの日も4月の第1月曜日で、入社式が多かった。6年前のきょう、朝刊が「小渕首相が緊急入院」と報じていた。

似乎已是许久以前的事了。那一天也是4月份的第一个星期一,许多公司都进行了新员工入社仪式。6年前的今天,早报报道了“小渕首相紧急住院”的消息。

 冷めたピザ、凡人(ぼんじん)首相。「あらゆる日本語を駆使してご批判をいただいた」。本人がこう語るほど、小渕政権は不人気な中で始動した。それでも自由、公明両党との連立をテコに、周辺事態法や国旗・国歌法、警察の盗聴を認める通信傍受法といった、時代を画する法律を成立させていく。

冷匹萨(注:喻引不起别人的兴趣。98年7月13日的美国《纽约时报》称小渕首相为冷匹萨。)、庸人首相。正如他本人所说“对我的批评动用了各种日语词汇”,小渕政权是在不受欢迎的气氛中启动。尽管如此,他还是巧妙地利用了与自由、公明两党地联合,推出了诸如:周边事态法、国旗·国歌法以及允许警察监听的通信监听法等一批划时代的法律。

 だが、念願の沖縄サミットを前に倒れた。いまから振り返れば、あの入院は戦後保守政治の晩鐘(ばんしょう)ではなかったか。ゼロが並ぶ2000年に巡り合わせた、ゼロからのリセットボタンにも見える。それほど、この間に政治の風景は劇的に変わってしまった。

然而,他却在期待中的冲绳首脑会议之前倒下了。现在回顾起来,他的那次住院不就是战后保守政治的晚钟吗?当时又正巧是“0”成排的2000年,所以又可看作是清零重新启动的安钮。如此这般,当时的政治风云发生了戏剧性的变化。

 入院の直後に、自民党幹部の五人組が後継首相に森氏を決めたのは、派閥政治を象徴する密室談合だった。小泉首相が国民投票のような選ばれ方をして、世論の支持を追い風にしてきた今となっては、戯画(ぎが)である。五人組も逮捕されたり、離党、引退したりで、3人は党中枢にいない。

住院后不久,自民党干部的五人帮很快就决定森(注:森喜郎首相)继任首相,完全是象征着派系政治的暗箱操作。如今的小泉首相是靠国民投票上台,又乘着舆论支持的东风干到了现在,与此相对照,那时的情景就如同一幅讽刺漫画。那五人帮也是逮捕的逮捕、脱党引退的引退,有3人已不在党的中枢了。

 経済政策も様変わりした。小渕氏は公共事業を増やしつつ、減税もして、「世界の借金王」と名乗った。そんなバラマキ予算が続くはずもなく、徐々に公共事業は減った。それと()を一にして、自民党の集票組織(しゅうひょうそしき)は崩れだす。

经济政策也变了样了。小渕的做法是不断发展公共事业,还减了税,自称是“世界的借钱大王”。那种挥金如土的财政预算自然是长不了的,慢慢地公共事业就缩减了,与之相映成趣的自民党的拉票机构也开始瓦解了。

 あの入院から数カ月後に『不平等社会日本』がベストセラーになり、格差社会への注目度が増していく。「ニート」という言葉も、まだ知られていないころだ。まさに隔世の感がある。

小渕住院数月后,《不平等社会之日本》(注:作者为佐藤俊树)一跃成为畅销书,使得人们对社会差别的关心程度不断提高。当时,“NEET(不就业者)”这样得词语尚不为人知。时日相差无多,却已令人有隔世之感。

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一、冷めたピザ

 24日に自民党の総裁選挙が行われ、たぶん小渕恵三氏が新総裁に選出されそうな雲行きです。自民党は破滅に向けて突き進むのだろうか……。

 それはともかく、この小渕氏は海外のメディアから「冷めたピザ」と評されているとか。言い得て妙だということで、日本の報道でもよく引用されています。後世、「小渕首相」のことが語られるとき、「冷めたピザ」の言い回しは付いてまわるかもしれません。

 とすれば、これをだれが言ったかを今のうちに記録しておくのは意味があることだ。「朝日新聞」夕刊98.07.17 p.18にはこうあります。

 小渕氏を「冷めたピザ」と記事で評した米国ニューヨーク・タイムズ東京支局長のニコラス・クリストフさんは「彼の名前を聞いても全然興奮してこない。だれも食べない食卓の残り物のようで、つまらないと言うことを伝えたかった」という。

 ではあれはニコラス・クリストフ氏の発言だったのだ。と、納得するのは早い。念のために、「ニューヨーク・タイムズ」の元の記事を見てみよう。

 アーカイブを検索すると、「ピザ」の話の載った記事は98.07.13付の「ニューヨーク・タイムズ」であるらしい。「Fresh Faces Are Few For Top Job In Japan」(「新しい人材なし 日本のトップ」)という記事で、「NICHOLAS D. KRISTOF」の署名入り。

 経済困難に立ち向かう人材が日本になく、小渕氏もその例外でないことを述べた上で、こう続けます。

“Obuchi has all the pizzazz of a cold pizza,”said John F. Neuffer, a specialist in Japanese politics at the Mitsui Marine Research Institute in Tokyo.“He wouldn't be calling the shots,”Mr. Neuffer added of Mr. Obuchi, if he were to become Prime Minister.“He'd simply be a puppet for the party elders.”

〔「小渕氏は冷めたピザほどの魅力しかない。(首相になったとしても)自分自身では決断ができず、党長老の単なるかいらいにしかすぎないだろう」と日本政治が専門の三井海上基礎研究所のジョン・ニューファー氏は語る。=拙訳〕

 「pizzazz」というのがよく分かりませんが、「魅力」とか「役立つ点」とかいうほどの意味でしょう。「pizza」と韻を踏んでいるんですね。

 これを読むかぎりでは、発言者は在日本研究員のジョン・ニューファー氏であって、米紙の記者ではないのです。新聞報道はおおざっぱというべきです。

 ついでに、最近目にした「造語の主」ネタをもう一つ。「ヘアヌード」ということばを作ったのはこの人だそうだ(「朝日新聞」夕刊 98.07.18 p.11)。

二、フリーター≠ニート 耳慣れないニートという言葉の意味は・・

  15〜34歳の若年層のうち仕事をせず、学生でもなく、職業訓練もしていない無業者のことをニートと呼ぶそうです

 厚生労働省が10日提出した04年版「労働経済の分析」(労働経済白書)によりますと03年のフリーターは前年比8万人増の217万人、無業者(ニート)は52万人に上ることが明らかになりました。

 ニートはアルバイトをせず、就職する意思のない点でフリーターと区別され、その語源は「Not in Education,Employment or Training」の頭文字(NEET)による造語で、英国でそう呼ばれるように。

 02年のニートは48万人と推計され、1年間で4万人増えていました。

 フリーターと違い、ニートは自ら求職活動をしていないという点で社会との接点が乏しい。フリーター対策とは別の就職支援策が必要と独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の小杉副統括研究員は指摘しています。

 ニートに属する人の将来設計はどうなっちゃうのでしょうか

確かに03年平均の有効求人倍率は0.64倍とまだまだ厳しいですが、このままだと家庭を持つことすら難しい状況ですよね

 好きな人と暮らすこともできません。。親に寄生するのも限界がありますし。。

 大変な時代になってしまってるんですよね


 

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