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2005年09月09日の「天声人語」

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「郵政民営化に賛成か、反対か」。それを国民に問うために解散したと小泉首相は述べた。国政選挙で争点を一つに絞ろうという異例の作戦で始まった総選挙に、審判が下る日が近づいた。
 「首相のリーダーシップ」について、本社の世論調査の結果が載った。首相が強いリーダーシップを発揮することに「期待している」と答えた人が58%、「不安を感じる」人が26%だった。期待がかなりある一方で、不安を覚える人も少なくない。党内だけでなく、国民にも二者択一を迫るやり方への戸惑いもあるのだろうか。
 郵政民営化への賛否だけでなく、A党かB党かといった二者択一を、これまでの総選挙以上に迫られていると感じる有権者は少なくないのではないか。小選挙区制では、二つの大きな党の争いの渦で、小さな党がかき消されてしまう傾向がある。
 福沢諭吉が「文 明論之概略」で述べた。「自由の気風は唯(ただ)多事争論の間に在りて存するものと知る可し」。政治学の故丸山真男氏が注釈を付けている。自由の気風は「必ず反対意見が自由に発表され、少数意見の権利が保証されるところにのみ存在する」(『丸山眞男集』岩波書店)。
 諭吉は、こうも書いた。「単一の説を守れば、其の説の性質は仮令(たと)ひ純精善良なるも、之れに由て決して自由の気を生ず可からず」。丸山氏の注釈では、ある社会に一つのものの考え方だけが流通しているような場合には自由の気風はないということだ。
 ものの考え方の、より広い幅を求めて、ともすれば消されそうな主張にも耳を傾けたい。

  “是赞成还是反对邮政民营化?”小泉首相说,为了让国民判断该问题而解散了众议院。在国家政治选举中,聚焦一个争论点而开始总选举,这种选举战是个特殊的例子,国民作出判断的日子就要来临了。
  对“首相的领导能力”,本报报道了舆论调查结果。对首相发挥强有力的领导能力“予以期待”的回答有58%,“感到不放心”的有26%。予以期待的占绝大多数,而认为不放心人的也不少。这不但是在党内,也反映出国民对二者择一的作法感到困惑。
  不仅仅是选择对邮政民营化的赞成和反对,也有不少选民感到了比以前选举更大的被迫在A党和B党之间作出二者择一的压力。在小选举区制度下,在两大党之争的漩涡里,往往是小党被吞噬掉了身影。
  福泽谕吉在《文明论之概略》中叙述道:“自由之风气只有在众多事情的辩论之中方可存在”。已故政治学家丸上真男给加了注释,说,自由的风气“只有在可以自由发表反对意见、少数意见权力被保证的情况下存在”(《丸山真男集》岩波书店出版)。
  谕吉还写到:“如果只是固守单一的主张,即便该主张的性质是如何的纯粹精致无瑕疵,仅此绝不可能产生自由之气”。丸山先生在注释中说,某一个社会,如果只有一种声音在传递的话,就没有自由的风气。
  我想应该征求更广泛的对事物的看法,倾听那些或许要被吞噬掉的主张。

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