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スタジオの針のむしろに2時間余、役目ながら、会長もさぞくたびれたに違いない――と読んで、うなずく人は、まずいないだろう。何を書くつもりか!と、当夜の怒りがぶり返す方もあるかも知れないが、もう少し先までおつき合いを。
在演播室如坐针毡般的2个多小时,会长在尽职的同时想必也一定很累――读到这里,表示赞同的人也许觉得没什么不恰当吧。我在想,究竟写什么?或许会有人想回顾一下当夜的愤怒的群情,但还是再稍稍往前看看他们的交际吧。
「NHKに言いたい」は、番組としては画期的だった。巨大組織のトップが、スタジオや全国からの批判を一身に浴びる。捨て身で事態を乗り切ろうとの意図も感じられた。
“想对NHK说”的是作为节目来说是划时代的。一个庞大的组织的最高领导身负着来自演播室和全国的批评。也可以感受其欲拼命渡过难关之意图。
しかし海老沢勝二会長の発言は、これまで通り、おわびと改革続行の繰り返しに終わった。編集不能な生中継なので、その単調な反復ぶりが強調されていた。
但是,海老泽二胜会长的发言一如既往,反复表示道歉与继续改革就完事了。由于是不能作编辑的现场直播,那种单调的重复情形得已突出。
「会長の職に恋々としているわけではないが、まだ志半ば」。この発言の志とは、改革への志を指すととれるが、会長の個人的な志と重なって響くところがある。会長職が異例の3期で計7年に及ぶ人に「半ば」といわれても戸惑う。恋々としないのなら「半ば」でなくなる頃合いや条件を明らかにして欲しかった。
“虽然并不是会长对于职务的眷恋,还只是宏图的一半。”此番发言的意图虽可以说是立志改革,但也有与会长个人的志向相碰撞之处。对会长之职破格地以连任3期共计达7年之久的人说成是“一半”不免令人云里雾里。若是不眷恋的话那就请摆出正值“一半”就消失的时机和条件。
「人生の大病は只(た)だ是(こ)れ一の傲(ごう)の字なり」と王陽明が述べている。誰もが自省を免れない傲(おご)りについての厳しい言葉だ。その大病が、激しい競争や倒産の恐れの無い「公の巨大組織」で、公のものを私するさまと重なって見える。日本銀行の札の抜き取りも一例だ。
王阳明曾说过“人生的大病就是这一个傲字”。这是一句不管是谁都不能避免反省的有关骄傲的严厉的话语。这里的大病就是指没有激烈的竞争或倒闭的风险的“国家的庞大组织”,可以看成是将国家的东西占为已有的人。也可以将这比喻成抽取日本银行的钱。
NHKの元チーフプロデューサーが逮捕された日、幹部は会見でNHKを「被害者」と呼んだ。告訴した立場上はそうかも知れないが、肝心なはずの視聴者は、その視野のどの辺りに置かれているのか。疑問は、会長の出演後も消えなかった。
NHK的原制片人被逮捕的那天,干部在会见时称NHK为“被害者”。从控告的立场上来看或许是那样,但关键的是观众的眼光究竟定位于何处。这一疑问在会长演出之后还消逝不去。