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「いなごは地の全面をおおったので、地は暗くなった。そして地のすべての青物と、雹(ひょう)の打ち残した木の実を、ことごとく食べた……」。旧約聖書の「出エジプト記」が描く災いは、いまなおアフリカの人たちを脅かしつづけている。
“蝗虫覆盖着整个地面,大地一片昏暗。地上所有的绿色植物、树上冰雹过后所剩无几的果实,统统被吃了个精光……”。旧约全书《出埃记》中所描写的灾难,至今仍然威胁着非洲的人民。
今年の2月から3月にかけて、国連食糧農業機関(FAO)は砂漠バッタの大量発生の警告を発した。発生地とされる北アフリカに殺虫剤散布などをしたが、効果がなかった。夏にかけて北西アフリカの国々が大群に襲われた。「これは本物の戦争だ」とアフリカ12カ国が、軍隊による対バッタ戦争を宣言した。
今年2月到3月,联合国粮食农业机关(FAO)发出了沙漠蝗灾大面积发生的警告。在认定的发生地——北非,虽然喷洒了杀虫剂,但毫无效果。随着夏日的来临非洲西北部各国遭到了大批蝗虫的侵袭。“这是一场真正的战争”非洲12国的军队发出了针对蝗虫的战争宣言。
以下、BBCなどの報告である。8月末、「南イタリアに侵入」「アフリカ、開戦を宣言」。9月初旬、「国連、国際的な支援を訴える」。9月末、「モーリタニア、飢餓線上に」。11月に入って「キプロスに上陸」「中東も危機」「スペイン・カナリア諸島を侵略」
以下,是BBC等电台的报道。8月底,“入侵意大利南部”“非洲宣布开战”。9月初,“请求联合国、国际社会的援助”。9月底,“毛里塔尼亚已挣扎在饥饿线上”。11月以来,“登陆塞浦路斯”“中东也告急”“入侵西班牙·卡纳里阿群岛”。
今年はオーストラリアでもバッタの大群で被害が出た。「究極の復讐(ふくしゅう)」といってバッタ料理の本も出たそうだ。バッタをたんぱく質が豊富な「空飛ぶエビ」と称して、いろいろな料理法を紹介しているという。
今年澳大利亚也遭受了蝗灾。据说甚至出版了被称之为“终极复仇”的蝗虫菜的烹调书。蝗虫蛋白质丰富,被誉为“空中飞舞的虾”,在该书中介绍了各种各样的烹调方法。
バッタは干ばつや飢饉(ききん)、内戦などで荒れた土地に卵を産みつける。その地がようやく回復し、緑を取り戻すころに大量発生し、再び荒廃に追い込む。そんな循環を指摘する説もある。政情不安の地域が多く、現地での研究が進まないのも対策がむずかしい一因だ。
蝗虫在因干旱、饥馑以及内战等原因而荒芜的土地上产卵。当这些土地好容易有所恢复,刚刚重显绿色的时候便大量生成,再次使这些土地陷入荒芜。有一种学说指出了这样的恶性循环。然而,政局不稳的地区蝗灾多发,当地的研究无法开展也是难以实施对策的原因之一。
アフリカから遠くカリブ海にまで渡った記録もある。自然の驚異と脅威をともに痛感させられる。
蝗虫甚至有过从非洲远渡加勒比海的记录。不由让人同时深感到大自然的不可思议和威胁。