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今年は、皇太子さまの「人格否定」発言に、はっとしたが、秋篠宮さまの「残念」発言にも、少し驚いた。記者会見という場で苦言を呈する形となった。
今年,皇太子殿下的“人格否定(注:今年5月10日皇太子在出防欧洲3国前的记者招待会上说到太子妃雅子进入皇室10年来,为适应环境相当疲惫。而在前一年在她周围有一些否定她的职业和人格的行为也是事实)”发言叫人安心,但秋篠宫殿下的关于“遗憾(注:秋篠宫是皇太子的弟弟,文仁亲王。他在11月30日39岁生日前的记者招待会上谈到,皇太子5月10日的发言事先未与天皇商量,对此感到遗憾)”的发言却叫人略感吃惊。记者招待会成了进忠言之地了。
しかし、時には苦言も悪いことではないと思う。周囲に配慮しつつも言うべきを言うのは、大事なことだ。皇室でも、これは認められなければならないだろう。厳しい限定はあるにせよ、思いを述べる自由があることを示したともとれる。
然而,有时进呈忠言也并非坏事。时常虑及周围但该说的还是要说,这是极难能可贵的。即使在是皇室也必须认同这一点吧。同时也让人感觉到,皇室虽然规矩森严,但还是有述说自己想法的自由的。
秋篠宮さまは、『欧州家禽図鑑』(平凡社)の「後書」に小学校卒業の時の作文を載せている。「世界の肉不足は、最近の大きなニュースの一つです……鶏肉をもっと利用する必要があります。そこで私は、太って肉が多いといわれる中国産の『バフコーチン』とブロンズ種の七面鳥とから、新しい肉用鳥の開発に取りくみました。研究期間五ケ年、やっと新しい品種『バフロンズ』が誕生しました」
《欧洲家禽图鉴》(平凡社)的跋中刊载着秋篠宫殿下在小学毕业时的作文。“世界上肉类供应不足,是最近的重大新闻之一……有必要进一步推广鸡肉。因此本人开始了从人称多肉的中国产“九斤王”和普鲁士种的火鸡中,培育新型肉鸡的开发。经过5年的研究,新品种‘九斤火鸡’终于诞生了”。
皇太子さまは、『テムズとともに』(学習院教養新書)に「そもそも私は、幼少の頃から交通の媒介となる『道』についてたいへん興味があった」と記す。「ことに、外に出たくともままならない私の立場では、たとえ赤坂御用地の中を歩くにしても、道を通ることにより、今までまったく知らない世界に旅立つことができたわけである」
皇太子殿下在《相伴泰晤士》(学习院教养新书)中写到“要说起来我在孩提时代就对交通的媒介‘道路’有着浓厚的兴趣”。“尤其是像我这样不怎么想出去的人,就算走在赤坂的御用地上,通过道路也能动身去至今全然不知的世界”。
鳥と道と、幼い兄弟の心をとらえたものは違っていたかも知れない。しかし、それぞれの持ち味がにじんでいるようで、ほほ笑ましくもある。
一个是鸡一个是路,占据小兄弟内心的东西或许有所不同。但却分别渗入了各自的秉性,倒也令人莞尔。
今回の発言が、むしろ良い媒介となり、お二人や天皇ご一家の思いの通い合う「道」が、より広がればと思った。
这次的发言不啻是一个良好的媒介,如果能让这两位以及天皇一家的想法往来交通的“道路”更宽敞一点就更好了。