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日本シリーズに名場面は数多いが、多くの人の記憶に今も鮮やかなのは、79年の近鉄対広島の最終戦での「江夏の21球」だろう。9回裏、1死満塁。1点リードする広島の江夏が、石渡への2球目の投球モーションに入った。
全日本棒球对抗赛中精彩场面很多,但至今仍鲜明地留在许多人脑海里的,恐怕要数79年近铁队对广岛队决赛时“江夏21球”的那一幕了吧。9局后攻、一出满垒。领先1分的广岛队的江夏,拿准了投球的架势,准备向石渡掷出第2个球。
「石渡を見たとき、バットがスッと動いた。来た! そういう感じ。時間にすれば百分の一秒のことかもしれん」(『山際淳司スポーツ・ノンフィクション傑作集成』文芸春秋)。ぎりぎりの一瞬でスクイズを外した球は、曲がるように落ち、バットをすり抜けた。
“盯着石渡,发现他的球棒‘嗖’地动了一下。机会来了!就是这种感觉。要算时间的话也许就是百分之一秒”(《山际淳司体育报告文学杰作集成》文艺春秋)。在最后的一刹那放弃了抢分战术,球拐着弯落下,掠过了球棒。
プロ野球ファンでなくとも心躍る場面だ。もし、日本球界初のストライキが決行されて長引けば、日本シリーズにも影響が出る可能性があるという。選手会は、自らにも跳ね返りかねない苦しい選択をした。
这样的场面,不是棒球迷看了也会砰然心动的。而现在,如果日本棒球界破天荒的罢赛成事且久拖不决的话,有可能影响到全日本对抗赛。球员协会做出了一个自酿苦酒的选择。
選手がいなければ野球は成り立たない。ファンと共に、野球の根幹である選手を「たかが」と言うのは「たかが野球」と言うに等しい。ストという瀬戸際にまで来た経緯には、経営者側のかたくなな姿勢が目立った。
没有了球员也就无所谓棒球了。说和球迷同为砥柱的球员“没什么了不起”,等于在说棒球本身“没什么了不起”。在走到了即将罢赛的紧要关头的过程中,球队经营方的强硬姿态颇为引人注目。
早稲田大学教授で、初代野球部長だった安部磯雄は「野球は智仁勇(ちじんゆう)の三徳を教ゆるもの」とした。体だけでなく心も敏捷(びんしょう)なら良い判断ができる。野球は「協同遊戯」だから「苟(いやし)くも他人と協同せんとする者は各幾分か自己の意志を曲げるといふことがなくてはならぬ」。「(死球の恐怖と闘う)バツテングに成功すると否とは全く勇気の有ると否とに依りて定まる」(『安部磯雄』論創社)
早稻田大学教授,首任棒球部部长安部矶雄认为,“棒球教人以智、仁、勇三德”。不仅仅是身手,心智敏捷则能做出正确的判断。棒球是“协同游戏”,所以“欲与人相协同,必先稍曲己意”。“(与死球的恐惧相抗衡的)一击成功与否,全凭一勇而定”(《安部矶雄》论创社)。
1世紀を経ても味がある。選手だけではなく、経営の側の人にも玩味してもらいたい。
1个世纪过去了,话语的意味尤在。希望不仅是球员,经营方的诸公也能体味一下。