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ミケランジェロが、ローマ・バチカンのシスティーナ礼拝堂に壮大な天井画を描いたのは約500年前である。先年修復されて色鮮やかによみがえった。修復作業が終わったばかりの「デルフォイの巫女(みこ)」の部分を、堂内に組んだやぐらの上から間近に見たことがある。
米开朗琪罗在罗马梵蒂冈的西斯廷礼拜堂描绘宏伟壮丽的天顶画,是大约500年前的事了。前些年这些画得以修复,再现了昔日的风彩。 我曾爬上教堂内的脚手架,近距离观摩过刚刚修复完的《德尔斐的女巫》部分。
肌の色もみずみずしい巫女が目を見開き、かすかに口を開けて神託を発しようとしている。栗色の巻き毛が肩の後ろで豊かにうねる。創世記の物語や最後の審判を描いた荘重な絵画の群れの中で、最も華やかで、若々しい香気漂う一角だ。
连肌肤的颜色都栩栩如生的女巫睁着眼睛,口微微张开,似乎就要说出神喻来似的。栗色的卷发浓密,在肩后翻卷着。在描绘创世纪的故事以及最后的审判的庄重的绘画群中,这里是最华美,洋溢青春气息的一角。
デルフォイはギリシャ中部のパルナッソスの山麓(さんろく)にあり、アポロン神の預言の地として知られた。古代オリンピックに似た「ピュティア祭」が開かれ、神殿や競技場の遺跡が今も残る。
德尔斐位于希腊中部的帕尔纳苏斯山麓,以阿波罗神的预言地而闻名。在此举办过与古代奥林匹克相似的“比迪阿盛典”,有神殿及竞技场的遗迹遗留至今。
デルフォイの博物館に入ると目につくのは、オンファロス(へそ)と呼ばれる石だ。大きな釣り鐘のような形をしている。古代ギリシャ人は、デルフォイを「世界のへそ」と考えていたという。その昔ゼウスが、世界の中心をみつけようとして世界の両端からワシを1羽ずつ放った。2羽はデルフォイで出合ったそうだ。
一踏进德尔斐的博物馆立刻映入眼帘的是一块称做翁法洛斯(肚脐)的石头。形状犹如一个大吊钟。据说古希腊人认为德尔斐是“世界之脐”。传说从前,宙斯为了找出世界的中心,从世界的两端各放出一只大鹫,而这两只大鹫会合的地方就是德尔斐。
意味のわからない言葉や、それを言う人のことを「ちんぷんかんぷん」という。珍紛漢紛などとも書く。英語では「It’s Greek to me」などともいう。デルフォイの巫女たちが媒介した神のお告げも、謎めいていて分かりにくかったのではないか。
我们说起那些含义不明的语言以及说话这种话人时,常用“ちんぷんかんぷん”(注:日语。听不懂。摸不着头脑)这样的说法。也可写成“珍紛漢紛”( 注:“ちんぷんかんぷん”的日语汉字。发音即“吣拨坎拨”)。据说在英语里也可说成“It’s Greek to me”(注:其中Greek为希腊的、希腊语、希腊人之义)。这是否说明以德尔斐的女巫为媒介的神喻也像谜一般,难以理解呢。
この半月は、預言と光明の神・アポロンへの熱いまなざしが世界から集中して、「世界のへそ」ギリシャが、よみがえった。
这半个月来,热切的目光从全世界射向预言和光明之神——阿波罗,希腊、“世界之脐”,醒来了。
相关链接:
世界遗产-希腊德尔斐考古遗迹(图)
德尔斐考古遗迹,位于希腊中部科林斯湾北岸,福基斯的帕尔纳苏斯山麓,是古希腊神谕的发布地。1987年作为文化遗产,列入《世界遗产名录》。
德尔斐是古代希腊的宗教、文化中心,有“世界之脐”之称,位于阿波罗神庙后面的露天大剧场,象征着世界的中心,表示了此地的神圣。