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2005年05月12日の「天声人語」

作者:银子  来源:贯通论坛   更新:2005-5-14 17:03:00  点击:  切换到繁體中文

 

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42歳で早世した作家、野呂邦暢が芥川賞を受賞した「草のつるぎ」は、陸上自衛隊に入隊した体験がもとになっている。ある日の訓練では「緑色の短剣を逆に植えつけたような草むら」が、小銃を手にして匍匐(ほふく)前進する若い隊員たちに立ちはだかる。
42歳早逝的作家,野呂邦暢獲得芥川賞的[草舞],是以加入陸上自衛隊的経暦為藍本而写成的。某日的訓練中[緑色的短劍倒插入地面就象株草],掩護着手持短槍匍匐前進的年青隊員。
 「硬く鋭く弾力のある緑色の物質がぼくの行く手に立ちふさがり、ぼくを拒み、ぼくを受け入れ、ぼくに抗(あらが)い意気沮喪させ、ぼくを元気づける」(『野呂邦暢作品集』文芸春秋)。外の世界では体験できないような隊内での二十歳前後の日々を、躍動的に描いた。
  [又硬又尖富有彈力的緑色物体阻档着我的去路,阻欄我,接受我,譲我心情沮喪,譲我斗志昂揚].將在外面的世界无法体驗到的隊里的二十歳前后的日日夜夜,刻画得躍然上紙。

 イラクで襲われて行方不明になった斎藤昭彦さんも、二十歳の頃は陸上自衛隊員だった。高校時代から友人に「外人部隊に入りたい」といっており、仏外国人部隊に入隊する。自衛隊は、その過程だったのか。
   在伊拉克被襲撃的斎藤昭彦,二十歳左右的時候就是陸上自衛隊隊員。 高中時代開始,如對朋友説的[想進入外籍部隊],入了法国部隊。自衛隊,就是期間的跳板麼。

 家族とは、しばらく音信不通だった。最近は英国系の警備会社に属し、バグダッドから米軍基地に機材を運んだ帰りに襲われたという。イラクでの危険は覚悟していたのだとしても、実際に生命が危機にさらされた場面を思うと言葉も無い。
  家里,已経許久全无他的音訊。最近听説他在隶属英国的警備公司工作,在从巴格達運送材料到美軍基地帰途中被襲撃。即使有了伊拉克是危險之地的覚悟,想到生命受到真實的威脅的時候還是譲人説不出話来。

 近年、国家の役目の一部を肩代わりするような民間の戦争ビジネスが拡大している。昨年夏にイラクに居た民間の軍事要員は2万人ほどで、アメリカ以外の多国籍軍兵士の総数にほぼ匹敵する(シンガー『戦争請負会社』NHK出版)。
  近年,国家職責的一部分由民間戰事商務賛代的情况在不断増多.去年夏天居住在伊拉克的民間軍事要員有2万人之衆,能和美国以外的多国部隊士兵的總数相匹敵.

 こうした民間企業の活動には規制と監視が無いと、著者は憂慮する。そして21世紀にはこんな格言がいるかもしれないと警告する。「戦争は民間業界に任せるにはあまりにも重要すぎる」
   對這様的民間企業的活動缺乏監管,譲筆者感到担憂.之后21世紀也許会有這様的警示格言.[把戰争托付給民間商業實在太沈重了].


 


 

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