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土器の取っ手の所が、燃え上がる火のようにも見える。縄文時代の火焔(かえん)土器は、いわば形を成した炎なのか。土器から浮世絵までを一つの階に展示した「日本美術の流れ」が、東京上野の東京国立博物館の本館で公開されている。
就是陶器的把手处,也还可以看到如燃烧的火似的模样。原来绳文时期的火陶已经是形成火候了。这是在东京上野的东京国立博物馆总馆举办的“日本历代美术展”中展出的从陶器到浮世绘(江户时代流行的风俗画)的作品。
古墳の時代、仏教の伝来と興隆、平安、室町の宮廷美術、禅、茶、武士の装い、能、歌舞伎――。国宝や重要文化財も並ぶ。年代順なので、大きな流れがつかみやすい。特定の時代や部門への入り口にもなる。流れをたどって改めて思うのは、日本で花開いた美の深さや静けさと、大陸の存在の大きさだ。
展厅中阵列有古坟时期的文物、佛教的传入与繁荣、平安、室町朝代的宫廷美术、禅、茶、武士的装束、能(日本的演艺之一)、歌舞伎等的国宝和珍贵的文化遗产。由于是按年代的顺序展出的,所以很容易把握历代的情况,也成为通向特定朝代和部门的切入口。追溯历史的潮流,使人重新想到的是在日本开花结果的美的深度、宁静与大陆的广博。
隣り合う平成館の「中国国宝展」(11月28日まで)にも入る。悠久の歴史が育んだ国宝級の文物を多数集めたという。さまざまな表情をたたえた仏像や、数千の玉を金でつないだ玉衣にもひかれるが、仏や王ではない人物像にも魅力があった。
我还参观了与此馆紧挨着的平成馆的“中国国宝展”( 至11月28日) 。这里据说集中了众多历史悠久的国宝级的文物。有充满各种表情的佛像,也有用金子将数千枚玉穿织起来的玉衣。即便不是佛像和帝王像的人像也极具魅力。
例えば、秦の始皇帝の陵から出土した「船漕(こ)ぎ俑(よう)」だ。両足を前に伸ばして座る男が、足先近くまで伸ばした両手で何かを握っている。2千年以上も、ろを漕ぎ続けてきたのか。なぜか親近感を覚えた。
例如,从秦始皇的陵墓出土的“划船俑”,那双脚前伸坐着的男子,双手似握着什么一直伸到脚边。原来2千年以前也是摇橹啊。不知为什么总让人有一种亲近的感觉。
唐の時代の「女子俑」は、40センチ強の、ふっくらした女性の立像だ。長衣をまとい、左足に重心を傾けて悠然とたたずむ。豊満な形の俑は、玄宗皇帝の治世になってから、特に好まれたという。玄宗皇帝が、客死した日本の遣唐使を特別に埋葬したとの報が先日流れた。遣唐使は、こうした女性たちとも出会ったのだろうか。
唐朝的“女俑”是一座略大于40公分的丰满的女性立像,身穿长裙,重心偏向左脚,悠然地玉立在那里。据说是自玄宗皇帝统治起就对外形丰满的俑情有独钟。日前曾有报道玄宗皇帝厚葬客死他乡的日本遣唐使,这些遣唐使们是不是也与这些女子们见过面呢?
本館の「流れ」とも重ねながら、大陸との架橋となった人たちの足跡をしのんだ。
尽管也有与总展厅的“潮流”重复的,但还是缅怀了与大陆构成桥梁关系的人们的足迹。