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東京の池袋駅からほど近い豊島区立南池袋小には、ちょっと変わった一角がある。「豊島みみずく資料館」だ。長年収集してきたフクロウにちなむ品々を、飯野徹雄・東大名誉教授が、フクロウにゆかりの郷土玩具のある豊島区に寄贈、今春開館した。
在离东京的池袋车站不远的丰岛区区立南池袋小学内,有一个与众不同的角落。那就是“丰岛猫头鹰资料馆”。由东大名誉教授饭野彻雄将其多年收集来的与枭有关的各种物品,捐赠给出产与枭相关的乡土玩具的丰岛区,今春该馆开馆了。
フクロウの生態や、世界のフクロウのイメージ、工芸品、玩具などが展示されている。その中に、アテネの守護神で、学芸や知恵などをつかさどる女神アテナに付き従うのがフクロウとの説明がある。
馆内陈列着枭的生态以及世界上各种枭的形象、工艺品、玩具等。其中有枭紧随着雅典的守护神——掌管学问以及知惠的女神雅典娜的说明。
ギリシャとフクロウとのなじみは古く、アリストファネスの喜劇「鳥」にも繰り返し登場する。「アテナイにフクロウ」とは、何かをその本場に持ち込むことから「シャカに説法」のような意味になるという。
希腊与枭的渊源很深,这在阿利斯托芬的喜剧《鸟》中也反复出现。据说,“带枭去雅典”的说法就是带什么东西去它的产地的意思,相当于“对佛祖念经”(注:日本谚语,相当于中国的“关公面前耍大刀”)。
飯野さんの『フクロウの文化誌』(中公新書)によれば、ローマの時代になると、商工業の守り神だった女神ミネルバがアテナと同格とみなされ、学芸の神の役割を引き継いだ。そして、ヘーゲルの言葉が生まれる。
根据饭野所著的《枭的文化志》,到了罗马时代曾是工商业的守护神的密涅瓦被看成与雅典娜有同等地位,并继承了其学问之职司。于是,就产生了黑格尔的名言。
「ミネルバのフクロウは黄昏(たそがれ)が来ると飛びはじめる」。種々の学芸の中で、総合的で最終的な学問として最後に到達するものである哲学を、学芸の象徴としてのミネルバのフクロウにたとえたという。
“密涅瓦的枭到了黄昏就飞起来了”。他以是学问的象征的密涅瓦的枭来比喻在各种学问中最具综合性、终结性的哲学。
ゼウスの頭から武装した姿で生まれたとされるアテナは、戦いの神でもある。そのアテナを祭るパルテノン神殿の下で開かれた五輪が、終局を迎えた。数多くの感動を世界にもたらしたが、丘の上の白い廃虚は、知恵と戦いのはざまで苦悩する世界の象徴とも見えた。ミネルバのフクロウは、今どこにいるのだろうか。
一身戎装,从宙斯的头颅里生出来的雅典娜还是一位战斗之神。在祭奠雅典娜的帕尔特农神庙下举办的奥运会,迎来了它的尾声。奥运会给世界带来了许多激动,但那山冈上的白色废墟看起来仍像是夹在知惠和战争之间而苦恼的世界的象征。密涅瓦的枭,如今又在哪里?