快来欣赏,很感人的故事喔!(日本語版三)
「見たことも聞いた事もない珍しい布だ、こういう素晴らしい布なら、高くても買いたい。」
と言って、たかい値段で買いました。
若者がお金をたくさん持って、喜んで帰ってきたので、娘も嬉しそうな顔をしました。その日から若者は、お金がもっと欲しくなり、娘を働かせるようになりました。娘は、だんだん顔色が悪くなり、痩せてきましたが、若者の喜ぶ顔が見たくて、布を作り続けました。
ある日、若者は娘の部屋の中を見たくなりました。
「どうして、あんな美しい布ができるのだろう。ちょっとだけなら、見てもかまわないだろう。」
と思って、娘の働いている部屋へ言って見ました。若者は中を見て、びっくりしてしまいました。部屋の中では、痩せた鶴が自分の羽を一本一本取り、それで布を作っていたのです。
若者に見られたのを知った娘は、部屋から出てきて、静かにいいました。
「あなたは、私の部屋の中を見ないとうあくそくしたのに、見てしまいましたね。私は前に助けていただいた鶴なのです。あなたのために、働こうと思って、この家の来ました。でも、あなたが約束を守らなかったので、もう一緒にいることができません。」
娘は泣きながら、外へ出て行きました。
「私が悪かった。許してくれ。私のそばにいてくれ。」
若者が娘を追い掛けて外へ出たとき、鳥の鳴く声がしました。外にはもう娘はいませんでした。夕方の空を白い鶴が飛んでいるのが見えました。鶴は、悲しそうに高い声で鳴きながら、夕焼けの赤い雲の中に消えていってしまいました。