メタボリックシンドロームとは?
●メタボリックシンドロームは代謝症候群、シンドロームX(Reaven, 1988)、死の四重奏(Kaplan, 1989)
インスリン抵抗性症候群(De Fronzo, 1991)、内臓脂肪症候群とも呼ばれる複合生活習慣病です。
●血糖値や血圧がやや高く、お腹回りが大きい、いわゆる『りんご型肥満』の人がリスクが高いと言われ、
また動脈硬化の危険因子である「肥満」「高血圧」「高血糖」「高脂血症」を重複して発症している
ことが多いこともメタボリックシンドロームの特徴といえます。
心筋梗塞や脳梗塞も起こしやすく危険です。
●メタボリックシンドロームには予防が大事
昔から言われていることですが、食事は腹八分目で規則正しい生活と適度な運動、が病気にならないために
重要なことです。
たとえばダイエットで体重減少のためにカロリーや油分・糖分控えめで野菜の豊富なバランスの良い食事を摂り、
激しすぎない中等度の運動を毎日30分以上(最低10分以上)行います。特に内臓脂肪の蓄積するウエスト(腹囲)のサイズダウン、
そして血圧、血糖値、中性脂肪を極力減らしましょう。また禁煙もメタボリックシンドロームのみならず、成人病や生活習慣病
の予防のために有効なのでできるだけ禁煙できるよう努力しましょう。
●メタボリックシンドロームの原因は?
現代人に多い過食、美食のカロリー、糖分、脂肪過多、それに加えて運動不足で消費カロリーが摂取カロリーを下回り、余剰分のカロリーが
皮下脂肪として蓄積された結果、肥満が加速されます。余った脂肪は内臓の回りにも付いてメタボリクシンドロームの典型的な体型、
りんご型肥満と言われるおなか回りの立派な体型になってしまいます。
ただ内臓脂肪は皮下脂肪に比べると落としやすいので、努力次第でりんご型体型から抜け出すことが可能です!