義理だけでいいよ
お土産を巡る日本人の行動は、典型的な「義理」を規範とした行動に思われます。
お土産を頂いた日本人は、そのまま長く放っておくとお土産をくれた人に対して 「義理を欠く」事になります。これは日本人の感覚では、相手に対して失礼になります。 ここでは、お土産を貰った事で生じた「義理」は一種の負債のように扱われています。 そこで「義理を返して」負債を清算するため、早ければ翌日には「お返し」を持って来るのです。
義理には「他人との交際上やむを得ずしなければならないこと。」という側面があります。 そこで、お土産を「飴玉一個」など「一口で食べて無くなる程度」の物にして、 相手に「義理」を感じさせないよう気を配るという事はよくあります。