(誤)源義経(みなもとのよしつね)の家来(けらい)武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)は、圧倒的に多い敵軍を相手に矢折れ刀尽きるまで戦い、壮絶な立ち往生(おうじょう)を遂げた。
(コメント:「刀折れ矢尽きる」が正しい。意味は、「(刀も折れ、矢も射尽くしてしまい、もはや戦う手段が全く無い状態になる意から)激しい戦いの末、精根(せいこん)尽き果てる。戦いに敗れてさんざんなありさまになる。転じて、物事に立ち向かう方策が完全になくなる」こと。出典は中国の「後漢書(ごかんじょ)」。「弓折れ矢尽きる」も同様の意味で用いられる。しかし、冒頭例のように「矢折れ刀尽きる」という言い方はない。)