(誤)日本の若者には、ある格好がはやりだすと、猫もしゃもじも同じ格好をしたがるという傾向がある。
(コメント:「猫もしゃくしも」は、「だれもかれも。どんなものでも」の意。例、「天気のいい四月の上旬、猫もしゃくしも花見に繰り出した」。「しゃくし(=汁や飯などをすくったりよそったりする、柄(え)のついた道具)」は「しゃもじ」とほとんど同意の語であるからといって、これを、冒頭例のように「猫もしゃもじも」とは言わない。語源については、猫がちょっかいを出す足がしゃくしに似ているところから、女子(めこ)も弱子(じゃくし)も(=女も子供も)の変化、その他の説がある。なお、「杓」は常用漢字でない。)