(誤)両者から提出された企画案の骨子(こっし)は、符丁を合わせたように一致していた。
(コメント:「符節を合わせたよう」とは、「(符節<割り符>を合わせたように)物事に食い違いがなく、ぴったりと一致するさま。符合するさま」を意味する。(「符節<割り符>」は、一枚の札の中央に文字を書いて印を押し、二つに割ったもの。両片を分けて持ち、後日、必要に応じてそれを合わせて証拠とする。)例、「符節を合わせたような二人の言動」。一方、「符丁」は、「その仲間だけに通用する言葉や印。合い言葉」の意で、「符丁を使う」「符丁で呼ぶ」などと用いられる語。「符丁を合わせたよう」という言い方はない。なお、「符節を合わせたよう」は、「孟子(もうし)」<離婁(りろう)・下>を出典とする。)