(誤)新社長が総指揮をとるようになってから、事業は順風に帆をはらんだように進みだした。 (コメント:「はらむ」(「孕」は常用漢字でない)は、「腹」を動詞化した語で、「胎内に子を宿す。みごもる」が原義。転じて、「(「風をはらむ」の形で)風を受けて、布などが一方の側へ膨(ふく)れる」意をも表す。「危険をはらむ」などのように、「中にいっぱい含む」の意もある。「順風」とは、「船の進む方向に向かって、後ろから吹く風。追い風」のことである。冒頭例の形では、「順風の中に帆を含みもって膨らんだように」ということになってしまう。「順風(得手<えて>)に帆を揚げる」との紛れによるものか。正しくは「帆に順風をはらんだように」である。) |
(正)帆に順風を孕(はら)む /(誤)順風に帆を孕む
文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语