(誤)目鼻の利く彼は、時流にもうまく乗り、またたく間に店を大きくした。 (コメント:「目端が利く」は、「その場その場の状況・雰囲気などを素早(すばや)く見てとり、よくそれに応じた判断ができる。機転が利く。また、抜け目がない」ことをいう。(「目端」は「目の端。また、その場を見計らう眼力」の意。「目端を利かす」の形でも使われる。)「彼は目端の利く男で、社内でも常にうまく立ち回っている」。一方、「目鼻」は、「目鼻が付く(=これから行おうとする物事の大体のところが決まる。おおよその見通しが立つ)」「目鼻を付ける」の形で使われる語である。また、「利く」が付く慣用句には、「鼻が利く(=嗅覚(きゅうかく)が鋭敏である。また、敏感で、ものを見付けだすことなどに巧みである)」がある。冒頭例の「目鼻の利く彼は」は、これらの語の紛れによって生じた言い間違いか。) |
(正)目端(めはし)が利(き)く /(誤)目鼻(めはな)が利く
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