(△)作家はその作品の中で、父親に対する燃えたぎる情念を赤裸々に描き出した。 (コメント:「燃え盛る」は、「勢いよく燃える。盛んに燃える。また、(比喩的に)ある種の感情・心情が激しく高まる」ことをいう。「男は燃え盛る炎の中に飛び込み、間一髪で子供を救い出した」「再三にわたって裏切られた彼の燃え盛る怒りは、容易におさまりそうになかった」。冒頭例の「燃えたぎる情念」の「たぎる」(「滾」は常用漢字でない)は、「(感情や意欲が)あふれるほどに強く沸き起こる」の意で「血がたぎる」などと使われることもあるが、本来は、「谷川の水がたぎり流れる」「やかんの湯が(煮え)たぎっている」など、液状のものにいう語である。そうした点を踏まえてか、新聞社発行の用語集には「燃えたぎる→燃え盛る(燃え立つ、煮えたぎる)」とある。「燃えたぎる」は使わないほうがよいということであろう。しかし、現在、「燃えたぎる」はかなり広まっている。) |
(正)燃(も)え盛(さか)る /(△)燃え滾(たぎ)る
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