(誤)彼は、日を夜に継いで会社の再建に奔走した。
(コメント:「夜を日に継ぐ」は、「(昼の時間に、夜の時間まで付け足すの意から)昼も夜も休まずに、ある物事に当たる。昼夜の別なく、続けてある物事を行う。昼夜兼行で仕事をする」ことをいう。(出典は「孟子(もうし)」)。これを冒頭例のように「日を夜に継いで」と言うのはおかしい。この語の本義は、昼の時間を夜の時間に付け足すことではないからである。「日に夜を継いで」という言い方なら不適切とは言えない。なお、同意で「夜(よる)を昼(ひる)になす」という言い方もある。)