花木蘭(2) 夜は黄河の岸辺に野宿した。両親が自分を呼んでいるのかと目を覚ますと、それは両親の声ではなく、黄河が雷の如くごうごうと流れる音だった。ムーランは空の星を仰ぎながら、 翌日には武芸の試合で隊長を選ぶことになった。ムーランは弓の名手だったので、三回連続矢が的の中心に当たると皆盛んに喝采を送った。次は馬上技芸の試合だった。ムーランの相手は司馬という隊長であったが、彼は威丈夫だし槍の技法も熟練していたので、力が弱い自分としては知恵を使って勝つしかないとムーランは考えていた。30回目にムーランは、司馬がぐっと突いてきた槍を払い除けると、すぐにこの槍を掴んで引っ張ったので、司馬は落馬した。ムーランはすばやく馬から下りて、落ちた司馬隊長を助け起こした。司馬隊長は恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になったが、ムーランの機智に大いに感服した。三つ目は兵法の試験だ。李元帥はムーランに兵法について質問すると、ムーランがすらすらと答えたので非常に満足した。そして、 |
花木蘭
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