|
(誤)合格した方々のお名前を発表いたしますが、敬称は省かさせていただきます。 (コメント:使役の助動詞には「せる」と「させる」があるが、前者は五段・サ変の未然形に付き、後者は上一段・下一段・カ変の未然形に付く。例、「泳がせる」「代筆させる」、「見させる」「投げさせる」「来(こ)させる」。冒頭例については、「省く」は五段動詞であるから、その未然形「省か」には「せる」が付く。(下に「て」が続くため、「せる」は連用形「せ」となっている。)したがって、「省かせていただきます」が正しい。この言い間違いは、「…させていただく」を一つの固定した表現とみてそのまま当てはめてしまったものであろう。「…(さ)していただく」と言う人もいるが、標準的な言い方ではない。なお、この場合の「使役」は、「…することを許す」つまり「省くことに許可を頂く」という趣のもの。そうした語感を伴って、「…(さ)せていただく」が(話し手自身の行為を、相手に対して辞を低くして述べる)一種の複合的な謙譲語として使われるようになった。) |
(正)省(はぶ)かせて頂(いただ)く /(誤)省かさせて頂く
文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语