(誤)ここ二、三日午前様を繰り返したら、女房の逆鱗に触れて、一言も口を利いてくれないのだ。 (コメント:「逆鱗に触れる」は、「天子の激しい怒りをかう。企業や団体のトップ、目上の人を激しく怒らせる」意を表す。例、「彼は何やらいらぬことを進言し、社長(会長・署長など)の逆鱗に触れたらしい」。この語は中国の「韓非子(かんぴし)」による。竜にはあごの下に直径一尺ほどの逆鱗(=逆さに生えているうろこ)があり、だれかがこれに触れようものなら、竜は怒ってその者を殺してしまう。天子にも同じような逆鱗がある。天子に意見を申し上げるときは、この逆鱗に触れないように気をつけなければならないという。したがって、「女房の逆鱗に触れて」は本来の用法からはずれている。しかし、自分にとって女房は天子さながらにこわい存在なのだと、おどけて使う場合は、正誤をとやかく言う筋合いのものではない。なお、「逆」の「ゲキ」は常用漢字表にない音、「鱗」は常用漢字外の字。) |
逆鱗(げきりん)に触れる
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