(誤)頑固(がんこ)で職人気質(しょくにんかたぎ)の父は、時流に棹さし、昔ながらの古いやり方を変えようとはしなかった。 (コメント:「棹さす」は「棹で水底(みなそこ)を突き、舟を進める」意。比喩的(ひゆてき)な用法では、「時代(時)の流れに棹さす」「時流(時勢)に棹さす」などの言い方で、「周囲の動きに合わせて、また、機に乗じて、物事を調子よくはかどらせる」ことをいう。例、「商才にたけ機を見るに敏な彼は、時勢に棹さして自分の持つ店舗の規模をいちだんと大きくした」。冒頭例のように「時代の動きに反してさからう」意はこの語にない。なお、「棹」は常用漢字でない。「棹さす」の「さす」は、「刺す」とも「差す」とも書く。) |
棹(さお)さす
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