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のれん(暖簾)に腕押し

 

(誤)「あの軽量力士は、大関の一発でいとも簡単に吹き飛ばされてしまったよ」「それじゃまるでのれんに腕押しだ」。

(コメント:「のれん(暖簾)に腕押し」は、「(力を入れてのれんを押しても、反応らしい反応がないことから)少しも手ごたえのないさま、まるで張り合いのないさま」を意味する。多く、こちらからの働きかけに対して、相手側にほとんど変化や動きの見られない状態のたとえに使われる。例、「早く商談をまとめようと何度も足を運んでいるのだが、先方はのれんに腕押しで、さっぱり前へ進まないのだ」。冒頭例は、この語を「あっけなく勝負がつくさま」の意で使っているのでおかしい。) 

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