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(誤)もっとしっかりしないと、老齢の社長亡(な)き後、息子のあなたが会社をまとめていけなくなるといくら注意しても、まったく風馬牛でどうしようもないのだ。 (コメント:「風馬牛(=遠く隔たっていること。互いに無関係なこと)」は、中国の「春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)」に載る、「風(ふう)する馬牛も相及(あいおよ)ばず」に基づく語である。もともとの意味は、さかりのついた雄の馬や牛が、相手の雌を追いかけるような勢いで追っても、追いつくことができないということ。(「風」は、さかりがつく意。)耳にすることの少ない語であるが、「隣の県のごみ処理場がわが県につながる河川を汚染しているとなると、風馬牛だなどと言ってはいられない」などと使われる。冒頭例は、この「風馬牛」を、「いくら言い聞かせても、そのことを全く気にかけず、聞き流しにすること」の意を表す「馬の耳に念仏」「馬耳東風(ばじとうふう)」「牛に経文(きょうもん)」などに言い換える必要がある。) |
風馬牛(ふうばぎゅう)
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