(△)少女はナイチンゲールの生き方に感動して、自分もびゃくえ(白衣)の天使になりたいと夢見た。 (コメント:「白衣」は、「はくい」(漢音読み)と読めば、「(1)白色の衣服。特に、医師・看護婦・技師などが仕事着とする白い上着。(2)(官位のある人は色のある衣を着たことから)古く中国で、無位無官の人。庶民」を意味し、「びゃくえ」(呉音読み)と読めば、「(1)白小袖(しろこそで)に指貫(さしぬき)や袴(はかま)などをつけただけの装束(しょうぞく)。(2)僧侶(そうりょ)が墨染めの衣を脱いだり、武士が袴をつけていなかったりすること。無礼・非礼のこととされた。(3)仏語で、俗人のこと。僧侶が黒衣(こくえ)(墨染めの衣)を着るのに対していう」を意味する。(「はくい」は「はくえ」ともいい、「びゃくえ」は「びゃくい」ともいう。)また、「はくい」と読んで、「びゃくえ」の意をさすこともあり、「びゃくえ」と読んで「はくい(1)」の意をさすこともある。冒頭例の「びゃくえの天使(=看護婦の美称)」は、全くの誤りとは言えないが、「はくいの天使」が一般的である。「白衣」の読み分けについて、「NHKことばのハンドブック」には、「ハクイの天使・ハクエの装束・ビャクエ観音・ビャクイの行者」とある。) |
(正)はくい(白衣)の天使(てんし) /(△)びゃくえの天使
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