(誤)彼は若いころから蒲柳のたち(質)と見られ、周囲の人にもそう長生きできないのではないかと思われていたが、徹底した摂生を続けたためか、八十を過ぎても元気でいる。 (コメント:「蒲柳」はかわやなぎの異称で、秋が近づくや早々に枯れて葉を落とすという。そこから、「幼少のころから体質が弱いさま」を「蒲柳の質」という。中国の「世説新語」<言語>にある「蒲柳の姿(し)は秋を望んで落ち、松柏(しょうはく)の質(しつ)は霜を凌(しの)いで猶(なほ)茂る」を出典とする。ふつう、「たち」は、「おこりっぽいたち」「蕁麻疹(じんましん)の出やすいたち」などと使われるが、「蒲柳のたち」とは言わない。「しつ」は、「天賦(てんぷ)の質に恵まれる」などとも使われる。なお、「蒲」は常用漢字表にない字。「質」の「たち」は表外の訓である。) |
(正)蒲柳(ほりゅう)の質(しつ)/(誤)蒲柳のたち
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