(誤)秀吉(ひでよし)によって成し遂げられた豊臣(とよとみ)の天下も一睡の夢にすぎなかった。
(コメント:「一炊の夢」が正しい。この世の栄枯盛衰(えいこせいすい)、人生の栄華(えいが)のはかないことのたとえ。「一炊」は「一度飯をたくこと」の意で、そのようなごく短い間に、盧生(ろせい)という若者が、眠りこんだ夢の中で最高の富や地位を得たという中国唐代の伝奇小説「枕中記(ちんちゅうき)」の話から出た言葉。なお、「明智光秀(あけちみつひで)の天下取りも一睡のうちの出来事に終わった」のような言い方であれば「一睡」でよい。)