名詞 : × + に関わる ・
~か~か : × に関わらず ・
~かどうか: × に関わりなく
李 :今朝、電車が遅れるという車内放送があったら、みんなあちこちで携帯電話を取り出していたよ。
良子:周りが迷惑してるかどうかお構いなしに、車内で大声でしゃべるのはいただけないわ。
李 :わかるけど、今じゃビジネスかプライベートかに関わらず、携帯電話は必需品になっているんだ。
「~に関(かか)わる」は「~に関係する/~に影響する」という意味の語ですから、「~に関わらず/~に関わりなく」は「~に関係なく/~に影響されずに」という意味を表します。学習者が混同しやすいのは類形文型の逆説の「~にもかかわらず」(→文型343)です。全く意味が異なりますので注意しましょう。
晴雨にかかわらず、決行します。 <≒雨かどうかに関係なく>
雨にもかかわらず、外で遊んでいる。 <≒雨なのに>
1.命に関わるような病気じゃないから、安心してくれ。
2.こと米の自由化問題は、わが国の食糧自給政策に関わるもので、工業製品と同一視するのは間違いだ。
3.国籍・年齢・性別に関わらず、有能な人材は登用する。
4.会社の業績の良し悪しに関わりなく、最低限の生活ができる賃金は保障してもらいたい。
5.君が反対かどうかに関わらず、組織の大勢は既に決している。
1) これは国家の存亡(に関わる/に関する)大事であり、野党(として/にとって)は、行政府の権限如何(にかかわらず/にもかかわらず)、臨時国会開催を要求する。
2) あなたが賛成する( )(する→ )かに(関わる→ )なく、私たちはこの方針でやります。