ラ行変格だけは終止形語尾がイ段の音で終わる)。「走る」「起きる(文語、起く)」「見える(文語、見ゆ)」など。
活用は、口語では、五段・上一段・下一段・カ行変格・サ行変格の五種類、文語では、四段・上一段・上二段・下一段・下二段・カ行変格・サ行変格・ナ行変格・ラ行変格の九種類がある。(就是说四段、上二、下二、ナ行変格、ラ行変格只用与文语)
上二段:語尾が、五十音図のイ・ウの二段にわたって活用するもの。例えば、「落つ」は「ち・ち・つ・つる・つれ・ちよ」と活用し、語尾に「ち」および「つ」が現れる。「起く」「恋ふ」「恨む」「悔ゆ」など。上二段活用の動詞の多くは、口語では上一段活用になる。
下二段:語尾が五十音図のエ・ウの二段にわたって活用するもの。例えば、「捨つ」は「て・て・つ・つる・つれ・てよ」と活用し、語尾に「て」および「つ」が現れる。「得(う)」「受く」「出づ」「植う」などの類。下二段活用の動詞の多くは、口語では下一段活用になる。
ラ行変格:語尾が「ら・り・り・る・れ・れ」と活用するもので、「あり」「居り」「侍り」「いまそかり」などの動詞がこの活用に属する。なお、「あり」の複合した「かかり」「さり」「しかり」などの動詞もこの活用である。また、「けり」「たり」「なり」「り」などの助動詞は、ラ行変格活用型の活用をする。ラ行変格。ラ変。〔口語では「あり」「居り」の二語が終止形「ある」「居る」になって五段活用になり、「侍り」「いまそかり」の二語は用いられなくなった〕