(△)強剛どうしの対戦は二対二の九回表を迎え、球場の声援がいちだんと大きくなった。
(コメント:「きょうごう」は、「強豪」と書くと「貫禄(かんろく)と実力を兼ね備えていて、きわめて強いこと。また、そのような人やチーム」を意味し(例、「強豪ぞろい」)、「強剛」と書くと「強くて物事に屈しないこと。手ごわいこと。また、そのようなさま」を意味する(例、「彼は強剛な意志の持ち主だ」)。しかし、国語辞典を見ると、同一見出しの下に「強豪・強剛」と併記するものもある。(「強剛」は、現在はほとんど使われないので、掲げていないものもある。)例文の場合、意味に共通するところのある「強剛」を使っても全くの誤りとは言えないが、「強豪」が適切である。)