(誤)相手はまだ幕内も下のほうだと多寡(たか)をくくって土俵に上がると、大関といえどもとんでもない目にあうおそれがある。
(コメント:「たかをくくる」は、「(物事の限度・限界をひとまとめにする<軽く見る>ことから)せいぜいその程度だろうと安易に予測する。たいしたことはないと見くびる」意を表すようになった語。「高をくくる」が正しい。「多寡(=多いことと少ないこと。多いか少ないか)」は、「金額の多寡は問わない」などと使われる語。「高が知れる(=程度や限度がわかる)」も、「多寡が知れる」とは書かない。)