(誤)わたしは会社をやめて田舎に戻り、親の果樹園を手伝いながら泣かず飛ばずの年月を過ごしています。
(コメント:「鳴かず飛ばず」は、「史記(しき)」などに見える故事「三年蜚(と)ばず鳴かず」の「三年」を省いた言葉である。意味は、「将来大いに活躍しようとして、じっとその機会の来るのを待っているさま」をいう。しかし、現在では、多く「これと言った仕事や活躍をしないでいるさま。ずっと目立った行いもなく、人から忘れられたようになっているさま」に用いられる。「鳴かず飛ばず」の逆の「飛ばず鳴かず」の形を掲げる辞典もあるが、「鳴かず」を先にした形が一般的である。しかし、「鳴かず」を「泣かず」と書いては誤り。)