(△)同じ女性をめぐって仲たがいした友人に対し、彼は長文の手紙で今の自分の真情を切々と披歴した。
(コメント:「披瀝」は、「心の中を包み隠さず打ち明けること。気持ちや考えをすべてさらけ出して示すこと」を意味する。(「披」はひらく、「瀝」はそそぐの意。)例、「試合に臨んで、決意のほどを披瀝する」。冒頭例の「披歴」という表記は、「瀝」が常用漢字でないため、同音で字形の似た「歴」に書き換えたものである。現在、報道関係などでは「披歴」も使われているが、公式の文書や書き取り問題においては、本来の正しい表記である「披瀝」を用いたほうが間違いない。)