A:
今度の休みに旅行に行こうと思います。
そうですか。旅行に(3.行くなら)北京がいいですよ。
B:
山田さんがとてもいいところだと(1.いったら)行ってみましょう。
C:
私も北京へ行きましたが、地図を(1.持っていけば)一人で歩けますよ。
そうですか。北京へ行ってから何か困ったことが(2、あったら)どうしましょうか。
A:1 B:1 C 2, 2 请问哪里错了?
,と、ば,たら,なら之间有什么区别?
一(格助)
(1)動作・作用の相手・共同者を表す。
「先生―話す」「友人―会社をつくる」
(2)比較の基準を表す。
「考え方が君―違う」「以前―同じ要領です」
(3)動作・作用などの帰結・結果を表す。
「学生―なる」「名を一郎―改める」
(4)動作・作用・状態の内容を表す。
「開催地は東京―決まった」「出かけよう―したら雨になった」「インフレは必至―考えられる」「師―仰ぐ人」
(5)動作・状態の様子を表す。
「きっぱり―あきらめる」「ぐらぐら―揺れる」「あふれた水が道路を川―流れる」「貴公子然―すます」「意外―いい出来だ」
(6)量的な限度を表す。少ない量をあげて、打ち消しの形をとる。
「この食料では三日―もつまい」「五分―待てない」
(7)心理的な状態を指し示す。「と思って」の意。
「早く行こう―先を急ぐ」
(8)引用語句であることを表す。
「『性は善なり』―孟子にもあるよ」
(9)(「とする」「として」の形で)状態を形容する。
「はっ―して目がさめた」「じっ―している」
(10)「…と…」の形で、同一の動詞を重ね意味を強める。現代語では限られた言い方としてしか用いられない。
「あり―あらゆる人」「生き―し生ける者」
(11)「…となく…となく」の形で慣用的に用いる。
「夜―なく昼―なく」
二(並立助)
体言またはそれに準ずる語に付いて、二つまたはそれ以上のものを並べあげるのに用いる。
「君―ぼく―は親友だ」「犬―猫を飼う」
三(接助)
活用語の終止形に接続する。
(1)二つの動作・作用が同時に行われることを表す。
「家にはいる―、プーンといいにおいがしてきた」「庭に出る―、犬がとんできた」
(2)同じ主体の動作・作用が引き続いて起こることを表す。
「電車を降りる―、ホームをかけだした」「机に本を置く―、すぐ出て行った」
(3)次に起こる動作・作用のきっかけを表す。
「話が始まる―、あたりは静かになった」「山を見る―、友人のことが思い出される」
(4)ある条件が備わると、いつも同じことが起こるということを表す。
「夏休みになる―、海は海水浴客でにぎわう」「猫がいなくなる―、鼠がふえる」
(5)前後の関係が、いわば順当に起こりうるような場合の前件を表す。
「姿を見られる―面倒だから、隠れよう」「お酒は適量に飲む―いい」
(6)次の発言の前置きを表す。
「はっきり言う―、それは不可能だ」「この場合です―、お値段が高くなります」
(7)(「う・よう」「まい」などの語に続いて)予想に反する事態が起こることを表す。この逆接の条件を表す用法は現代語ではごく限られた言い方にしか用いられない。
「行こう―行くまい―ぼくの勝手だ」「なにをしよう―、いいじゃないか」
〔(1)格助詞および並立助詞の「と」は上代からの語。「梯立ての倉梯山は嶮しけど妹―登れば嶮しくもあらず/古事記(下)」「うちなびく春の柳―我がやどの梅の花―をいかにか別かむ/万葉 826」(2)接続助詞の「と」は中古以降の語。中古には、仮定の逆接条件を表した。「嵐のみ吹くめるやどに花すすき穂に出でたり―かひやなからむ/蜻蛉(上)」中世後期から近世へかけて、順接条件を表すものが見られるようになり、現代に及ぶ。「私の留守になる―、酒ばかり飲うで/狂言・吃(虎寛本)」「てんがうも事による、重ねてしやる―かか様にいふぞや/浄瑠璃・阿波の鳴門」〕
ば
(接助)
古語では、未然形に接続する場合と已然形に接続する場合があるが、現代語では、一部、未然形に接続することがあるほかは、大部分が仮定形接続に統一された。
(1)順接の仮定条件を表す。未成立の事柄を仮定し、それを条件として表す。…ならば。古語では未然形に接続。
「雨が降れ―、試合を中止する」「君さえよけれ―、一緒に行こう」「かの国の人来(こ)―、みな開きなむとす/竹取」
(2)(「…といえば」「…ならば」などの形で)事柄の内容や、よってきたる根拠を示す。
「大学といえ―、近ごろ問題が多いね」「消息筋によれ―、内乱が起こったらしい」
(3)順接の既定条件を表す。理由・根拠となる動作・作用を条件として示す。古語では已然形に接続。
(ア)ある条件が満たされれば、いつでもある事柄が起きるという場合の、条件を表す。
「立て―芍薬(しやくやく)、座れ―牡丹(ぼたん)」「日が沈め―夜になる」「命長けれ―辱(はじ)多し/徒然 7」
(イ)引き続いて起こる事柄についての、きっかけを表す。…すると。…したところが。
「大勢の中で見れ―、それほど目立った存在ではない」「一〇年前を思え―、ずいぶんぜいたくになったね」「浜を見れ―、播磨の明石の浜なりけり/竹取」
(ウ)原因・理由を表す。ので。から。
「塵を煙の如く吹き立てたれ―、すべて目も見えず/方丈記」
(4)(多く「…も…ば」の形をとって)同類の事柄や共存する事柄を並列する。古語では已然形に接続(ただし、古語にはあまり見られない用法である)。
「金もなけれ―地位もない」「ふるき都は荒れゆけ―、いまの都は繁昌す/平家 5」
(5)「ねばならぬ」「なければならない」など、慣用的な言い方として用いる。
「仕事にはできるだけ精を出さね―ならぬ」「人は誠実に生きなけれ―ならない」
(6)「いわば」「たとえば」などの形で、副詞的に用いる。
「いわ―、ひょうたんから駒が出たようなものだ」
(7)「しからば」「なぜならば」などの形で、接続詞的に用いる。
「海運の振興を図るべきだ。なぜなら―、日本は島国だからである」
(8)已然形に接続して、逆接の既定条件を表す。のに。
「あまの河浅せしら浪たどりつつわたりはてね―あけぞしにける/古今(秋上)」
〔(1)については、江戸時代後期の擬古文や明治期の普通文などでは形容詞語尾「く」「しく」に接続することもみられる(「恋ひしくば…」「…無くば」など)。これは形容詞連用形「く」「しく」に係助詞「は」の付いたものに条件意識が強く意識されてできたもの。→は(係助詞)(6)〕
たら
〔「といったら」の転。「ったら」の形で用いられることが多い〕
(係助)
名詞、動詞・形容詞、一部の助動詞の終止形、形容動詞・助動詞「そうだ」の語幹に接続する。
(1)軽い非難・軽蔑、または親しみの気持ちをこめて、話題として提示する。
「おとうさん―、なかなか起きないのよ」「あの店っ―、サービスが悪いんだから」
(2)異常な性状であることを述べる場合、それがどんな点についてであるかを驚きの気持ちをこめて提示する。「たらない」の形でも用いられる。
「あの痛さっ―、何ともいいようがない」「この店のそばは、おいしいっ―、天下一品だ」「ほんとうにうるさいっ―ないね」
(終助)
(1)名詞および活用語の終止形に付く。
(ア)じれったい気持ちで呼びかける。
「あなたっ―。返事ぐらいしてよ」「早く早く、お母さん―」
(イ)意味を強めて言い切る。
「いやだっ―」「私がするっ―」
(2)活用語の言い切りの形(時には連用形や助詞「て」など)に付く。命令・要求などを表す文に多く用いられ、自分の意向がなかなか相手に通じないことをいらだたしく思う気持ちをこめていう。
「早く起きなさいっ―」「もっと静かにっ―」「今日はゆっくりしてっ―」
なら
(助動)
[一]断定の助動詞「だ」の仮定形。
[二]断定の助動詞「なり」の未然形。