(誤)「おれが支店長だったら、半年もしないうちに売上高(うりあげだか)を倍にしてみせる」などと、酒の席でのこととは言え、あの男の快気炎にはまいったよ。
(コメント:「かいきえん」の本来の表記は「怪気炎(=そばで聞く者が、その真実性や内容を疑いたくなるような、調子のよすぎる盛んな話しぶり)」である。しかし、近年、「地区大会優勝の余勢を駆って今度は県大会優勝だと、選手たちは快気炎を上げた」など、「はたで聞いていて、快くなるような、意気盛んな話しぶり」の意では「快気炎」を当てる例も見られる。冒頭例はもともとの意味で使われているから、「快気炎」とは書かない。)