(誤)いっしょに仕事をすれば肝心(かんじん)なところはすべてこっちに押し付ける、約束はいつも反故(ほご)にするではたまったものではない。根輪際、君との付き合いは御免こうむりたい。
(コメント:「こんりんざい」は「金輪際」が正しい。もと仏教の世界観に基づく語。世界の最下は「虚空(こくう)」であり、その上に「風輪(ふうりん)」「水輪(すいりん)」「金輪(こんりん)」と重なっている。山や海や島は金輪の上にあるという。この金輪の最下端が「金輪際」である。一般語としては、「あくまでも。断じて。絶対に。とことん」の意で使われる。)