本文: (座談会) 司会 今年は友好観光年で、新年の鐘が鳴ると、さっさく観光客の第一陣が振りたちましたね。 王 そうですね。われわれの仕事は忙しいほど張り合いがあります。お客さんが大勢来てくれるわけですから。 司会 ガイドは民間大使だといわれます。みんなさんは中国と日本の民間交流に貢献なっさてるわけですね。きょうは民間交流の経験を大いに語っていただきたいと思います。 張 いつまは通訳ばかりやってきますたね。記者から取材されるなんてことはめったにないから、もちろんじゃくらせてもらいますね。 司会 では、初めにガイドという仕事についてちょっと。 李 ぼくはこの仕事は気に入ってるんです。 司会 みんなさんは今の仕事に就いた動機は? 馬 ぼくは大学を卒業して旅行社の日本語のガイドに就職配分されたのです。自分から選んだわけじゃなっかたですけど、だんだん好きになってね、今ではすっかり気に入ってるんですよ。 唐 ぼくはちょっと偉います。中国と日本は文化も歴史も深い関係があるから、中 日両国人民の友好を深める仕事をやろうと、日本語学校を卒業したらすぐ寧波旅行社につとめたんです。 司会 平和と友好のかけ橋役として、みんなさんはどうやっていいサービスを提供ているか、苦心談をざっくばらんにひとつ。 王 劉さんは名ガイドの一人ですよ。まず劉さんから、どう。 劉 いやいや、どういたしまして。仕事柄でしてね、ガイドであると以上、表現技術を磨くのはあたりまえと思ってるだけです。例えば、同僚の曲さんは「わたしは曲と申します、苗字は曲ですが、人間が曲がってません。まっすぐです。」とやります。お客さんはいっぱんに気持ちがなごんで、たちまち親近感をもってくれます。 司会 みんなさんはことばの面ではいろいろな経験があるそうですね。 呉 ガイドはことばの商売ですから、それがしっかりしてないと、いいサービスはできっこない。仕事を始めた当初はエビ料理といいますからがえたりして興ざめさせたし、長城では「右側では老人コース、左側では若者コースです。」と注意するんですが、お年寄りたちが苦笑いてるのに気がついてね、「熟年コース」と改めたら、お客さんがにっこりしてくれました。ちょっとしたことばの問題です。 周 中国も日本も漢字を使いますが、使い方はずいぶん違ってるから、気をつけないと笑い話なってしまいましたね。たとえば、中国では「賢妻良母」、日本では「良妻賢母」でしょう。 司会 みんなさんは友好の種をまく、平和の花を咲かせる、いわば畑を耕す人ですね。友好を尽力なさっていれば、お客さんからお返しをいただくこともおありでしょう。 王 ぼくは日本訪問に行った時、以前接待した友人は、電話をくれたり、会いに来てくれました、おばあちゃんが遠いくからわざわざ訪ねてきて案内してくれたりね。帰国する日には、みんなさん集まって、涙ながらに別れを借しんでくれて…。 陳 ぼくは日本へ行った時、友好協会の会長さんなど来てくださったし、以前接待した子供たちまでが観迎に集まってくれました。みんな大きくなっちゃってね。 帰国してから、子供たち全員の名前でプレゼントが届いたんです。テープ一本。日本でやってる歌だろうと思って、聞いてみたら一言ずつ子供たちの声がはいっていました。みんな中国と陳さんをなつかしがってて、元気でいてくださいって言ってるんですよ。男は泣くもんじゃないが、この時は録音を聞きながら、ぼくは涙がとまらなかったですよ。 司会 いや、面白いお話をいろいろありがとうございました。おうかがいしてるときりありませんが、今日はひとまずこの辺で。 ファンクション用語(功能用语): A 交通費も出るとすれば、どうしますか。 B たとえ交通費が出るても、この仕事はやりたくありません。 A 私もそういう条件では応じかねます。場所が近ければ、引け受けますけど。 B 地下鉄でいくとしても、一時間以上かかりますから。 |
《新编日语》第四册课文详解第15课
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