私は世界のリーダーのほとんどと面識がある。そして世界を分断している戦力も、憎悪も恐怖も経験してきた。
私は、平和がそれを望むだけでは到来しないことを知っている。何日もいや何年もがまんしたり続いている悲劇には、代替するものがないということを私は知っている。
私はまた世界中の人々を知っている。
私は飢えた小さい子供を見たこともあるし、戦闘で傷ついた人の苦しみや息子を亡くした母親の悲しみを見たこともある。そこには、イデオロギーも人種もなんの関係もない。
私はアメリカを知っている。私は、アメリカの本質がよいものであることを知っている。
私は自分の心の底から、そして私の国の心底から、われわれが苦しむものや悲しむものに抱いている深い関心について話している。
私は今日、神と国民の前で、アメリカ合衆国を支持し守る誓いをたてました。この誓いに私は神聖な宣言をつけくわえたいと思います。私は執務室のスタッフの力と、私の全精力と私がもつ全ての知恵を、国々のあいだの平和の大義へとささげるということを。
強いものも弱いものも同じように、このメッセージを聞いて欲しい。
われわれが勝ち取ろうとしている平和は、他の人々への勝利ではない。「その羽を癒す」平和である。苦しんでいるものへの同情をいだき、われわれと対立してきたものへの理解を示し、世界中の人々に自分自身の運命の選択をできる機会をもたらす平和なのです。
たった数週間前に、われわれは神がみた人類の最初の光の栄光を共有しました。つまり暗闇で光を反射する唯一の球体をみたのです。
アポロ号の宇宙飛行士が、月の灰色の表面をクリスマス・イブに飛んだとき、宇宙飛行士たちはわれわれに地球の美しさについて語った。そしてその声は月との距離があるにもかかわらず明瞭で、それを聞くと神の地球への美しさへの祝福をわれわれに思いおこさせた。
その瞬間に月からみた景色が、詩人のアーチバルド・マックレイシュを感動させ、こう書かせている。
「ありのままの地球をみると、永遠の沈黙のなかで浮遊し、小さくて青く美しく、われわれはともに地球の上に乗っているのであり、永遠の冷たさの中での暖かいすばらしい兄弟であり、今や本当に兄弟であることを知っている兄弟であることがわかるのだ」
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