▼入り組んだ岸壁をたどり、恐竜の尻尾から橋の中央へ。そこは埋め立て地の果て、トラックと貨物船が行き交う貿易立国の最前線である。海面から約50メートルでは無理もないが、かすかに排ガスが臭うのみで潮は香らない。羽田へと降下する旅客機が大きかった
▼到达错综复杂的码头后,从恐龙的尾巴驶向桥中央。这里是填埋地的尽头,货车与货运船来往频繁,是贸易立国的最前沿。桥面距离海面大概50米,虽然不是很高,但只闻到排放气体微弱的臭味,却闻不到海水的味道。驶向并将降落在羽田机场的客机看起来也分外巨大。
▼座談会の畑社長は「日本人は無臭の時代に生きている」とも説く。地球上の大多数は、芳香にせよ悪臭にせよ強烈なにおいの中で暮らす。だがこの国では、生活臭がまるで除かれていると
▼座谈会上畑董事长说“日本人生存在一个无臭的时代”。地球上的绝大多数地方都生活在强烈的气味之中,无论是芳香还是恶臭。然而,这个国家好像将生活中的臭味全都排除掉了似的。
▼都会の雑踏は「地球の体臭」までも吸ってしまうのか。潮の香を含んだ海からの風は、ゲートブリッジを越えたあたりで、鼻が利く人だけが気づく程度に薄まるらしい。鉄骨の恐竜たちが「無香社会」の門番に見えてくる。
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