メンデルスゾーンの第4交響曲は、晴朗さにみちた旋律でファンが多い。「イタリア」と名づけられた曲の出だしは、あの国の紺碧(こんぺき)の海や、ぬけるような青空を思わせる。曲名を聞いてメロディーが口をつく方もおいでだろう。
门德尔松的第四交响曲以其明快的旋律赢得了众多粉丝的喜爱。将其命名为“意大利”是因为联想到那个国家湛蓝的大海和如洗的晴空。恐怕有不少人一听到这首曲子就能哼出它的旋律。
▼作曲家はドイツ北部に生まれた。南欧を旅して光を浴び、情緒に心洗われるさまが曲から伝わる。その青空が、今はかき曇り、欧州に不安の雲をなびかせている。総選挙の結果、イタリア政治は袋小路に陥ったようだ。
作曲家出生于德国北部,乐曲表达了他在游历南欧时沐浴阳光,心灵得到涤荡。而当年的清空现在却一片昏暗,欧洲的上空弥漫着不安的阴云。大选的结果,使得意大利政治陷入了死胡同。
▼財政危機を抱えて緊縮策を進めてきたが、失業や不況に国民はあえいだ。不満の海に、ベルルスコーニ前首相率いる勢力が「露骨なばらまき公約」を投げ込んだ。たちまち政情は混沌(こんとん)となり、選挙がすんでも新首相を選べない状態だという。
因财政危机而采取紧缩政策,人们在失业和不景气的经济中挣扎着。面对怨声载道的海洋,前总理贝卢斯科尼领导的势力扔出了一块“明显的空头公约”的石头。顿时政局陷入一片混乱,尽管大选已经结束,可仍推举不出新的总理。
[1] [2] 下一页 尾页